【関西各駅探訪第808回】近鉄山田線斎宮駅

斎宮

【駅周辺には古代ロマンを感じさせる斎宮跡が広がる】

近鉄山田線斎宮駅は三重県多気郡明和町にある。斎宮は、伊勢神宮の祭祀を行うために皇室から斎宮が執務した場所で、その跡地は現在史跡公園になっており、歴史資料館などがある。普通のみが停車する駅で、山田線は普通よりも特急や急行の運転が多いため、通過列車の方がはるかに多い。電車は昼間時に毎時2本概ね30分毎の運転。平日朝ラッシュ時は3~4本の運転。平日夕方ラッシュ時も毎時3~4本の運転となっている。斎宮駅は1930年3月27日に参宮急行電鉄の駅として開業した。1941年3月15日に参宮急行と大阪電気軌道が合併し関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に戦時統合により近畿日本鉄道が発足し同社の駅となった。

斎宮

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。

斎宮

上下ホーム間には構内踏切が設置されている。

斎宮

改札は2ヶ所あり、いずれも無人化されている。自動改札の設置はなく、ICカードリーダーが設置されている。

斎宮

史跡公園口は2015年3月19日に開設された新しい出口で、斎宮の史跡公園の玄関口になっている。

斎宮

駅北側には広大な斎宮の跡地に史跡公園が広がっている。

斎宮

南口にはICカードリーダーのほかに自動券売機も設置されており、切符を購入することができる。

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南口は従来からある出口で、駅前に明和タクシーがあり、タクシーの乗り入れはある。

斎宮 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 840 661 178 78.8%
2006年度 937 695 241 74.2%
対06年度比 89.7% 95.1% 73.9%  

斎宮駅の2016年度1日あたりの乗車人員は840人で、うち定期利用者は661人となっている。定期比率は78.8%で、定期利用者が8割近くを占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.3%減、定期利用者は4.9%減、定期外利用者は26.1%減となっており、定期外利用者の落ち込みが大きい。

  

鉄道コム

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