【尼崎の下町風情のある駅】
阪神本線杭瀬駅は兵庫県尼崎市にある。左門殿川を渡ると大阪市となっており、大阪府と兵庫県の府県境にある。普通のみが停車する駅で、かつて準急が停車していたため、6両編成停車に対応している。昼間時は普通が毎時6本10分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時梅田方面行きは毎時5本の運転で、12〜13分毎の運転となっている。杭瀬駅は1905年4月12日に阪神本線開通とともに開業した。1930年には国道線への連絡線が開業。1967年11月12日に本線の昇圧化に伴い国道線への連絡線は営業休止。1975年5月6日に国道線廃止とともに連絡線も廃止された。1978年6月10日には高架化が完成した。2009年3月20日ダイヤ改正で、準急の運転がなくなり、普通のみが停車する駅となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、前述したように、かつて準急が停車していたため、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
ホームから改札があるコンコースへはエレベーターが設置されている。
改札は1ヶ所で、地上2階にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で西側に出られる。高架下に出口があり、高架下にはスーパーのデイリーカナートイズミヤなどが入るYotte杭瀬がある。
Yotteには2階改札階からもアクセスできる。また改札階から地上へはエレベータ、エスカレータが設置されている。
駅北側には阪神バスのバス停がある。阪神バスのバス停は北側を走る国道2号線にもある。駅の北側には宮前公園があり、その北側に国道2号線が走っている。
南側には駐輪場などがある。駅の南側は商業店舗と住宅地が広がり、その南側にはレンゴーなどの工場がある。
杭瀬 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 4,482 | 2,231 | 2,251 | 49.8% |
2006年度 | 5,383 | 2,522 | 2,861 | 46.9% |
対06年度比 | 83.3% | 88.5% | 78.7% |
杭瀬駅の2016年度1日あたりの乗車人員は4,482人で、うち定期利用者は2,231人となっている。定期比率は49.8%で、定期利用者が半分を割っている。10年前の2006年度と比較すると全体で16.7%減、定期利用者は11.5%減、定期外利用者は21.3%減となっており、全般的に利用者が減少している。