【関西各駅探訪第771回】山陽電鉄本線滝の茶屋駅

滝の茶屋

【朝夕ラッシュ時には直通特急も停車する】

山陽電鉄本線滝の茶屋駅は、神戸市垂水区にある。丘陵地に駅があり、その下をJR神戸線と国道2号線が走り、その南側には明石海峡が広がっている。ホームからは淡路島や関西空港、紀伊山地などを望むことができ、天気が良ければ四国まで見通すことができる。朝夕の時間帯には直通特急が停車する。

滝の茶屋

昼間時は普通のみが停車し、毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台は直通特急5本、S特急3本、普通6本が運転されている。8時台には直通特急5本、S特急2本、普通5本が運転されている。上り直通特急は5時37分から9時25分までの列車が停車する。平日夕方ラッシュ時は18時台に直通特急5本、普通5本が運転されている。下り直通特急は16時37分から23時52分までの列車が停車する。

滝の茶屋

滝の茶屋駅は1917年4月12日に兵庫電気軌道の駅として開業した。1927年4月1日に宇治川電気に合併され、同社の駅となり、1933年6月6日に山陽電気鉄道の駅となった。1987年12月13日のダイヤ改正で、通勤特急(後のS特急)停車駅となった。2001年3月10日ダイヤ改正で、朝夕の直通特急が停車するようになった。

滝の茶屋

駅構内は対向式ホーム2面2線で、直通特急停車駅のため、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。

滝の茶屋

改札は橋上にあり、ホームから改札へはエレベーターが設置され、バリアフリーに対応している。

滝の茶屋

改札は1ヶ所で、無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

滝の茶屋

出口は1ヶ所で、北側にのみ出られる。駅前の道路は狭くバスなどの乗り入れはない。

滝の茶屋

駅周辺には店舗もあり、滝の茶屋商店街があるが、基本的には住宅街になっており、丘陵地の北側には沢山の住宅が並んでいる。

滝の茶屋

上りホームには地元中学生が描いた壁画がある。

滝の茶屋 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 2,719 1,519 1,199 55.9%
2006年度 3,011 1,647 1,364 54.7%
対06年度比 90.3% 92.3% 87.9%  

滝の茶屋駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,719人で、うち定期利用者は1,519人となっている。定期比率は55.9%で、定期利用者は6割を切っている。山陽電鉄本線内では全体で43駅中13位の乗車人員となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で9.7%減、定期利用者は7.7%減、定期外利用者は12.1%減となっている。

  

鉄道コム

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