【関西各駅探訪第1427回】JR桜井線京終駅

京終

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【ホームはレトロなままだが駅周辺と駅舎がリニューアルされた】

JR桜井線京終駅は奈良県奈良市にある。奈良駅から1駅目にある駅だが、市街地からは離れている。電車はデータイム毎時2本の運転で、平日朝ラッシュ時高田方面行きにはJR難波直通の快速も運転されている。平日夕方ラッシュ時も2本の運転となっている。

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京終駅は1898年5月11日に奈良鉄道桜井線の桜井以北を建設した際に終着駅として開業した。1899年10月14日に当駅から奈良まで延伸され途中駅となった。1905年2月7日に関西鉄道が奈良鉄道を合併し、同社の駅となった。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に線路名称制定され桜井線の駅となった。1918年奈良安全索道ができた。1951年に奈良安全索道が廃止されてトラック輸送に替わった。1984年10月20日に桜井線CTC化に伴い無人化された。1987年4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。2005年3月1日にICOCA などICカードの利用が可能となった。2010年3月13日 に路線愛称の制定により、万葉まほろば線の愛称を使用開始された。2017年に明治31年築の駅舎が、JR西日本から奈良市に無償譲渡され、奈良市によりリニューアル工事に着手した。2018年3月9日に待合室が竣工し供用を開始した。同年8月 にカフェ、コミュニティスペースが竣工した。2019年1月に観光トイレ改修、駅前広場整備工事、観光案内所設置工事が竣工し、全復元工事が完了した。

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駅構内は地上ホーム2面2線でホーム有効長は20m級車両6両分ある。

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西側には保線用の側線があり、駅構内は広い。

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上下ホーム間は地下連絡通路で結ばれているが、エレベーターの設置はない。

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駅舎は下り高田方面行きホーム側にある。無人化されており、ICカード対応の簡易式自動改札機が設置されている。自動券売機も設置されている。

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駅舎内には待合室が整備され、改装によりカフェやコミュニティスペースも設置されている。待合室にはピアノも設置されている。

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出口は1ヶ所で駅東側に出られる。

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駅前広場も改修されており、駅周辺もきれいになった。駐輪場が整備されているが、路線バスの乗り入れはない。

京終 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 701 447 254 63.8%
2007年度 503 311 192 61.8%
対07年度比 139.4% 143.7% 132.3%  

京終駅の2017年度1日あたりの乗車人員は701人で、うち定期利用者は447人となっている。定期比率は63.8%で、6割強が定期利用者になっている。10年前の2007年度と比較すると全体で39.4%増、定期利用者は43.7%増、定期外利用者は32.3%増となっている。

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