【関西各駅探訪第725回】京福電気鉄道嵐山本線・北野線帷子ノ辻駅

帷子ノ辻

【北野線を分岐する嵐電の結節点】

京福電気鉄道嵐山本線、北野線帷子ノ辻駅は、京都市右京区にある。“かたびらのつじ”と読む難読駅名である。京福電気鉄道唯一の分岐駅で、北野白梅町へ向かう北野線が分岐している。嵐山本線と北野線は直通運転も行っており、北野線電車は行楽シーズンなどに嵐山からの直通電車が走る。昼間時は嵐山本線、北野線ともに10分毎毎時6本が運転されている。北野線は終日10分毎の運転で、嵐山本線は平日朝ラッシュ時上り7時台に11本、8時台に10本が運転され、平日夕方ラッシュ時下りは毎時8本の運転となっている。帷子ノ辻駅は、1926年3月10日に嵐山電鉄北野線の開業とともに開業した。1942年3月2日に京福電気鉄道の駅となった。1973年3月21日には駅ビルが完成した。2011年3月12日には地上改札口が設置され、地下改札口が閉鎖され、1番線と2・3.4番線の間に構内踏切が設置された。

帷子ノ辻

帷子ノ辻

駅構内はホーム2面4線で、1番線側が対向式ホームになっており、2・3番線は島式ホーム、4番線は2・3番線の切り欠きホームになっている。北野線の当駅折り返し電車は4番線か3番線で折り返す。

帷子ノ辻

駅構内はランデンプラザ帷子のビルの下にあり、駅全体を屋根で覆われた形になっている。出口は2ヶ所で1番線側に出口が設けられ、現在はここがメインとなっている。

帷子ノ辻

もう1ヶ所は従来からの地下出口で、ここも改札はなくなったが、現在でも出口としては利用できる。

帷子ノ辻

当駅からJR嵯峨野線太秦駅までは約300mほどの距離にある。

帷子ノ辻 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 1,658 360 1,298 21.7%
2006年度 1,439 495 944 34.4%
対06年度比 115.3% 72.7% 137.6%  

帷子ノ辻駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,658人で、うち定期利用者は360人となっている。定期比率は21.7%で、定期利用者は少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で15.3%増、定期利用者は27.3%減、定期外利用者は37.6%増となっている。

  

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