【青木の待避線は甲子園臨を支える縁の下】
阪神本線青木駅は神戸市東灘区にある。基本的に普通のみが停車する駅で、平日朝ラッシュ時上りに運転される区間特急、区間急行が停車する。電車はデータイムに普通が毎時6本10分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台には区間特急5本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には普通が6本運転されている。
青木駅は1905年4月12日に阪神本線開通とともに開業した。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災により営業を休止、同年1月26日に甲子園から当駅までの復旧により営業を再開した。同年2月11日に当駅から御影までが復旧した。2001年3月10日ダイヤ改正で区間特急、快速急行の停車駅となった。2009年3月20日ダイヤ改正で快速急行の停車がなくなった。同年4月18日には高架化工事により上り線が仮設線に切り替えられた。2010年10月2日高架化工事の進捗に伴い下り線が仮設線に切り替えられた。2015年12月12日に下り線が高架線に切り替えられた。2019年11月30日に上り線が高架に切り替えられ、高架工事前のホーム2面4線になり、神戸方には引上げ線が設置された。2020年3月14日ダイヤ改正で、平日朝ラッシュ時上りに当駅始発の区間急行2本が新設された。
駅構内は高架ホーム2面4線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
神戸方には引上げ線があり、折り返し電車の設定が可能で、平日朝ラッシュ時上りに当駅始発区間急行2本が設定されている。
待避線が設置されているが、朝ラッシュ時を除き、普通が当駅で待避を行うことはなく、野球開催時に甲子園からの臨時列車を運転するために回送が待機するのに使用されたりしている。
ホームから改札がある2階コンコースへはエレベータ、エスカレータが設置されている。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。高架下2階コンコースに設置されている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は2ヶ所で南北に出られる。北口は地上線撤去後に整備が行われる。
南口には商店街があり、周辺の道路は狭いが、駅前に車が乗り入れることはできる。駅周辺にバス路線が乗り入れることはできない。
青木 | 乗車 | |||
---|---|---|---|---|
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 7,668 | 3,984 | 3,685 | 51.9% |
2008年度 | 7,530 | 3,601 | 3,929 | 47.8% |
対08年度比 | 101.8% | 110.6% | 93.8% |
青木駅の2018年度1日あたりの乗車人員は7,668人で、うち定期利用者は3,984人となっている。定期比率は51.9%で、定期利用者が5割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で1.8%増、定期利用者は10.6%増、定期外利用者は6.2%減となっており、定期利用者は増加しているが、定期外利用者は減少している。