【関西各駅探訪第1285回】JR桜井線天理駅

天理

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【2面4線に側線もある立派な高架駅】

JR桜井線天理駅は奈良県天理市にある。天理市の中心部にあり、高架駅の下には近鉄天理線が発着しており、連絡駅になっている。天理教の総本山があり、催事の際には団体列車も運転されていたため、駅構内は広く、奈良方には留置線もある。現在は大和路快速などの延長運転などが行われるだけで、全国各地から団体列車が運転されることはなくなっている。電車はデータイムに毎時2本の運転で、平日朝ラッシュ時奈良方面7時台には2本が運転されている。高田方面行きには王寺から快速になるJR難波行きの運転もある。平日夕方ラッシュ時高田方面行き19時台には普通が2本運転されている。天理駅は1898年5月11日に奈良鉄道京終~桜井間開通とともに丹波市駅として開業した。1905年2月7日に会社合併により関西鉄道の駅となった。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に路線名制定により桜井線の駅となった。1915年には2月7日に天理軽便鉄道(現在の近鉄天理線)の天理駅が開業して連絡駅となった。1963年5月25日に国鉄丹波市駅から天理市駅に改称された。1965年9月1日に高架化されて近鉄天理駅と統合する形で天理駅に改称された。分割民営化後、2005年3月1日にICカードの利用が可能になった。2007年12月3日に奈良方にある留置線が電化された。

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駅構内は高架ホーム2面4線で、単線の桜井線としては広い構内になっている。

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通常使用は3・4番線のみで、1・2番線は団体専用ホームになっている。ホームから改札がある地上へはエレベータが設置されている。

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奈良方にはかつて天理臨が留置されていた留置線があり、電化されて朝夜には桜井線電車が留置されている。

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改札は有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。みどりの窓口も設置されており、長距離切符も購入することができる。

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団体用の改札口も設置されている。

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出口は1ヵ所で、駅東側に出られる。

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駅の東側にはロータリーがあり、奈良交通と三重交通の路線バスが乗り入れている。

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近鉄天理駅は北側の高架下に乗り入れている。連絡改札などはないが、乗り換えは便利である。

天理 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 2,648 1,409 1,239 53.2%
2007年度 2,852 1,381 1,471 48.4%
対07年度比 92.8% 102.0% 84.2%  

天理駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,648人で、うち定期利用者は1,409人となっている。定期比率は53.2%で、定期利用者が5割強を占めている。桜井線の中間駅では桜井よりも利用者が多く、一番利用が多い。なお近鉄天理駅は1日あたり6,659人の乗車人員となっており、JR天理駅の3倍近い利用となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で7.2%減、定期利用者は2.0%増、定期利用者は15.8%減となっており、定期外利用者が減少している。

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