【関西各駅探訪第1125回】山陽電鉄本線月見山駅

月見山

月見山

【在原行平に詠われた平安以来の月見の名所】

山陽電鉄本線月見山駅は神戸市須磨区にある。以前は普通のみが停車する駅だったが、2009年3月20日ダイヤ改正から直通特急以下全ての電車が停車するようになった。JR神戸線須磨海浜公園駅が徒歩圏内にあり、そちらへの利用者流出を防ぐために直通特急が停車するようになった。電車はデータイムに直通特急が毎時4本、普通が毎時4本運転され、普通のうち半数は阪神梅田まで直通する特急となっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には直通特急が5本、S特急が3本、普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には直通特急5本、普通5本が運転されている。

月見山

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月見山駅は1910年3月15日に兵庫電気軌道兵庫〜須磨間開通とともに開業した。1927年4月1日に兵庫電気軌道が宇治川電気に合併され、同社の駅となった。1933年6月6日に宇治川電気の鉄道部門が分離されて山陽電気鉄道の駅となった。1955年4月1日に急行停車駅となった。1984年3月25日ダイヤ改正で急行がなくなり優等列車の停車がなくなった。1995年1月17日の阪神淡路大震災で営業を休止、同年2月21日に東須磨〜須磨寺間の運転再開とともに営業を再開した。1998年2月15日ダイヤ改正でS特急停車駅となった。2009年3月20日ダイヤ改正で直通特急停車駅となった。

月見山

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駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。直通特急停車前からホームは6両編成停車に対応している。これは神戸高速鉄道開業以来、6両編成の阪神、阪急の特急が須磨浦公園まで乗り入れているからである。

月見山

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上下ホーム間には構内踏切が設置されている。

月見山

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上下ホーム個別に改札が設置されている。下りホーム改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

月見山

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上りホーム側の改札が従来からある改札で、こちらも無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

月見山

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出口も各ホーム1ヶ所で西側に出られる。

月見山

月見山

駅前には商店街があり、線路を縦断している。

月見山

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商店街を南下して西国街道を渡りさらに南下するとJR神戸線須磨海浜公園駅がある。両駅間は徒歩8分ほどの距離にある。

月見山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 2,962 1,477 1,485 49.9%
2007年度 3,082 1,644 1,438 53.3%
対07年度比 96.1% 89.8% 103.2%  

月見山駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,962人で、うち定期利用者は1,477人となっている。定期比率は49.9%で、定期利用者は5割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で3.9%減、定期利用者は10.2%減、定期外利用者は3.2%増となっている。

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