【関西各駅探訪第1118回】JR大和路線平野駅

平野

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【城東貨物線の専用線ができる前は上り線を貨物列車が逆走していた】
JR大和路線平野駅は大阪市平野区にある。平野区の中心部からは北へずれた位置にあり、平野区役所などは大阪メトロ谷町線の平野駅付近にある。西側に国道479号線が走り、南側には国道165号線が走っており、周辺の交通量は多い。電車は普通のみが停車し、データイムは毎時4本が運転されている。平日朝ラッシュ時8時台には6本、平日夕方ラッシュ時18時台には6本が運転されている。平野駅は1989年5月14日に大阪鉄道の湊町~柏原間開通とともに開業した。1900年6月6日に関西鉄道の駅となった。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に線名制定により関西本線の駅となった。1931年8月10日に片町貨物支線(城東貨物線)が放出まで開通し、正覚寺信号所が設置された。1939年10月15日に正覚寺信号所が駅に統合されて廃止された。1941年7月25日に正覚寺信号所が当駅から独立する形で再度設置された。1961年12月10日に再度正覚寺信号所が当駅に統合されて廃止された。1963年10月1日に関西本線の貨物支線が百済駅まで開通し、当駅での貨物営業を廃止した。JR発足後2003年11月1日にICカードの利用が可能になった。2010年5月23日に貨物線専用線が完成し、それまで大和路線上り線を逆走していた貨物列車が貨物専用線を走るようになった。

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駅構内はホーム2面5線で、旅客線は2面4線となっている。下り線(JR難波方面行き)は副本線のみにホームがあり、本線にはホームはない。

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上り線は本線にも副本線にもホームがある。ホーム有効長は20m級車両6両分ある。

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城東貨物線の線路は上り副本線の北側を走っている。

かつては正覚寺信号所から当駅までは大和路線上り線を逆走する形で城東貨物線下り列車が走っていた。

ホームから改札がある橋上駅舎へはエレベータが設置されている。

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改札は1ヶ所で、橋上駅舎にある。有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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出口は2ヶ所で南北に出られる。南口がメインで、ロータリーが設置されている。

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ロータリーからはかつて近鉄バスが発着していたが、現在は運行がなくなり、バス路線は大阪シティバスが駅近くの停留所から発着するのみとなっている。

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北口にはロータリーはなく、バスやタクシーの乗り入れはない。駅前には広場があり、駐輪場なども整備されている。

平野 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 11,428 7,684 3,744 67.2%
2007年度 11,606 7,480 4,126 64.4%
対07年度比 98.5% 102.7% 90.7%  

平野駅の2017年度1日あたりの乗車人員は11,428人で、うち定期利用者は7,684人となっている。定期比率は67.2%で、定期利用者は7割弱となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で1.5%減、定期利用者は2.7%増、定期外利用者は9.3%減となっており、定期利用者は微増しているが、定期外利用者は減少している。

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