関西各駅探訪第59回~阪急京都本線大宮駅~

阪急京都本線大宮駅

大宮

【開業時は京阪京都だった!】

阪急京都本線大宮駅は、京都市中京区にあり、かつては京都本線の終点だった。京福本線の四条大宮と隣接しており、四条大宮の交差点を挟んで対峙する形で駅舎がある。かつては特急停車駅だったが、2001年3月24日ダイヤ改正から特急は通過するようになった。現在は、通勤特急、快速急行、快速、準急が停車する。

大宮駅は1931年(昭和6年)3月31日に京阪電気鉄道新京阪線が西院から延伸とともに京阪京都駅として開業した。1943年(昭和18年)10月1日に京阪神急行電鉄との合併に伴い、京都駅に改称した。1949年(昭和24年)12月1日に京阪神急行電鉄から京阪電気鉄道が分離。新京阪線は京阪神急行電鉄の路線となり京都本線に改称された。1963年(昭和38年)6月17日に京都本線の河原町駅延伸に伴い、大宮駅に改称された。1968年(昭和43年)3月28日に現駅舎の大宮阪急ビルが竣工した。1973年(昭和48年)4月1日に社名変更により阪急電鉄の駅となった。1986年(昭和61年)7月1日に10両対応化工事、西改札口新設工事が完成した。2001年(平成13年)3月24日ダイヤ改正で、特急の停車ご取り止めとなった。2014年(平成26年)3月21日に北改札口の供用を開始した。

大宮

メイン改札となる東改札。ここは有人改札で、地上に上がるとトップ画像の駅舎に出る。

大宮

東改札はメイン改札だが、バリアフリー化が難しいため、エレベータ、エスカレータの設置はない。このため、車いす利用に対応するため、階段に車いす用の電動リフトが設置されている。

大宮

河原町方面行きの上り1号線ホームに設置された北改札。2014年3月21日に設置された新しい改札口で、改札はホームと同じレベルにあり、地上へはエレベータが設けられている。

大宮

大宮駅北改札の5番出口。メインの東改札の西側に位置している。京福四条大宮駅のちょうど真向いにあたる位置にできた。

大宮

こちらは西側にある4番出口。西改札につながっている。西改札は梅田方面行きの下り2号線ホームにのみつながっている。河原町方面ホームへ行くには、東側の階段を利用しなければならないため不便である。

大宮

無人の西改札。河原町方面のみならず、梅田方面への2号線ホームとも少し離れており、梅田方の先頭車に乗り込むにも少し歩かなければならない。

大宮

10連に対応した大宮駅ホーム。現在、下り梅田行きは朝ラッシュ時に快速急行3本が10連運転を行っている。上りも10両分のホームがあるが、10両運転は行われていない。かつての大宮駅と隣の西院駅は、長らくホーム有効長が7両分しかなく、8両編成で運転されていた特急、急行は、ドアカットを行っていた。

大宮

東改札の南側の出口である2・3番出口付近にある四条大宮バス停。大宮駅周辺のバス路線は充実しており、京都市バスを中心に、京都バス、JR西日本バス、京阪バスが発着しており、大阪空港、関西空港へのリムジンバスも発着している。

 大宮駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は14,186人で、うち定期は7,110人の利用となっている。10年前の2004年度の1日あたりの乗車人員は、17,902人で、10年前と比べて20%強減少している。特急通過の影響などもあるだろうが、同じような境遇である西院駅に比べても減少率が大きい。

大宮

大宮駅にはデータイム準急のみが停車し、準急は毎時6本10分毎に運転されている。準急は桂で特急と接続しており、十三、梅田方面への利便性が確保されている。朝ラッシュ時は、通勤特急が停車する。通勤特急、快速急行、堺筋準急が停車し、いずれも16~17分毎での運転となっている。大宮発7時台には通勤特急4本、快速急行3本、堺筋準急4本、普通3本が運転されている。上り河原町方面へは8時台がピークで、通勤特急2本、快速急行5本、準急2本、普通6本が運転されている。夕方ラッシュ時にも通勤特急の運転があり、ピーク時間帯には快速の運転もある。大宮着19時台には、通勤特急3本、快速急行3本、快速3本、堺筋準急3本、普通3本が運転されている。最終電車は、上り河原町方面が大宮発0時38分の普通河原町行き。梅田発の最終は梅田発23時45分の快速急行河原町行きとなる。下り最終は、0時51分の普通桂行き。桂以東へは大宮発23時53分の普通正雀行き、大宮発23時34分の快速急行高槻市行きに乗れば、長岡天神で梅田行き最終の普通と連絡する。

大宮

大宮駅近くのグルメとして有名なヤオイソ。果物専門店ですが、フルーツサンドが有名なフルーツパーラを併設しています。フルーツサンドはお持ち帰りも可能です。

  

鉄道コム

コメント

タイトルとURLをコピーしました