【かつては急行みまさか・みささも停車した】
JR姫新線本竜野駅は兵庫県たつの市にある。姫新線は現在普通のみが運転されているが、かつては急行みまさか・みささが運転されており、当駅も急行停車駅だった。JR山陽本線にも竜野駅があるが、6㎞程離れている。当駅周辺がたつの市の中心部になっており、市役所などの公共施設も当駅周辺に集中している。列車は終日毎時2本が運転されており、朝の上り7時台のみ3本が運転されている。本竜野駅は1931年12月23日に姫津線余部~東觜崎間延伸とともに開業した。1934年11月28日姫津西線開業に伴い、姫津東線の駅となった。1936年4月8日姫津線全線開通により同線の駅となった。同年10月10日に姫新線全通により同線の駅となった。2010年3月13日に橋上駅舎が完成した。2016年3月26日からICカードの利用が可能になった。
駅構内は2面2線で、ホーム有効長は4両編成となっている。かつては2面3線だったが、橋上駅舎化により2面2線となった。
駅舎は橋上駅舎化されており、ホームから駅舎へはエレベータが設置されている。
下りホームには童謡赤とんぼの碑がある。たつの市が赤とんぼを作詞した三木露風の生誕の地ということで、各所に赤とんぼに因んだものがある。
かつて跨線橋の柱として使用されていた鋼材のモニュメントが上りホームにある。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。
みどりの窓口が設置されており、姫路からの新幹線切符などを購入することができる。定期券自動券売機も設置されている。
出口は2ヶ所で、東西に出られる。西口がメインで、ロータリーが設置されている。
西口のロータリーからはたつの市コミュニティバスが発着している。
パークアンドライドに対応して駐車場が整備されている。
駅舎の1階にはたつの市観光案内所、赤とんぼプラザがある。
東口は橋上駅舎化後に整備された。
東口は市街地の西口に対して新興の住宅地が建ち並んでいる。
本竜野 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 1,922 | 1,330 | 592 | 69.2% |
2007年度 | 1,477 | 914 | 563 | 61.9% |
対07年度比 | 130.1% | 145.5% | 105.2% |
本竜野駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,922人で、うち定期利用者は1,330人となっている。定期比率は69.2%で、定期利用者が7割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で30.1%増、定期利用者は45.5%増、定期外利用者は5.2%増となっており、定期利用者の伸びが大きい。列車増発などで利用者が増えたものと思われる。その反面定期外利用者の増加は少なく、車社会の牙城を崩すことはできていない。