【関西各駅探訪第1109回】JR大阪環状線弁天町駅

弁天町

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【かつては交通科学博物館への最寄駅だった】

JR大阪環状線弁天町駅は大阪市港区にある。大阪メトロ中央線との連絡駅で、大阪港や南港方面への玄関口になっている。中央線は2025年の万博開催地夢洲への乗り入れが計画されており、大阪キタからのアクセスとして重要度が増すものと思われる。かつては交通科学博物館があり、駅から屋外に展示されている車両などを見ることができた。快速停車駅で、大和路快速以前の国鉄時代から関西線直通の快速が停車している。電車はデータイムに関空紀州路快速、大和路快速、環状普通がそれぞれ毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時外回り8時台には阪和線直通の直通快速が5本、大和路線直通の区間快速が5本、環状普通が8本運転されている。平日夕方ラッシュ時内回り18時台には関空紀州路快速が4本、区間快速が4本、環状普通が4本運転されている。

弁天町

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弁天町駅は1961年4月25日に大阪環状線全通とともに開業した。同年12月11日には大阪市営地下鉄中央線が当駅から大阪港までの間開業し、連絡駅となった。1962年1月21日に高架下に交通科学博物館が開館した。2003年11月1日からICOCAなどICカードの利用が可能になった。2014年4月6日に交通科学博物館が閉館した。

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駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両8両分ある。

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弁天町駅の発車メロディには、かつて交通科学博物館があったこともあり、線路はつづくよどこまでもが採用されている。

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地下鉄中央線は高架の大阪環状線を超えるため、さらに高い高架になっている。南側に駅があるため、両線を乗り換えるには連絡通路を歩かなければならない。

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改札は2ヶ所あり、南改札がメインとなっており、中央線との乗り換えはこちらがメインとなる。有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

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中央線弁天町駅とは連絡通路で結ばれているが、駅が一段高いところにあるため、階段の昇り降りが必要となる。

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出口は2ヶ所あり、南北に出られる。南口がメインで、中央線乗り換えとともに出口が設けられており、東側にはロータリーがある。

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ロータリーにタクシーが乗り入れているが、バス路線の乗り入れはなく、バスは大阪シティバスが近くの停留所から発着している。

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北改札も有人でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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北改札は大阪ベイタワーと繋がっており、連絡通路を介して直結している。

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北口も大阪ベイタワーへの連絡通路と別に出口が設置されている。

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2014年に閉館した交通科学博物館が暫くの間その姿が見られたが、今はその姿を見ることはできない。

弁天町 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 33,097 20,716 12,381 62.6%
2007年度 34,298 22,229 12,069 64.8%
対07年度比 96.5% 93.2% 102.6%  

弁天町駅の2017年度1日あたりの乗車人員は33,097人で、うち定期利用者は20,716人となっている。定期比率は62.6%で、定期利用者が6割強を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で3.5%減、定期利用者は6.8%減、定期外利用者は2.6%増となっており、定期利用者は減少しているが、定期外利用者が若干増えている。

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