関西各駅探訪第89回~近鉄天理線天理駅~

【おぢばがえりのため、広い構内でお出迎え】

天理

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近鉄天理線天理駅は、天理教の御膝元奈良県天理市にある。JR桜井線と連絡しており、桜井線の高架下に近鉄が入り込む形になっている。

天理駅は1915年(大正4年)2月7日に天理軽便鉄道(現在の近鉄天理線)の天理駅として開業した。1921年(大正10年)1月1日に天理軽便鉄道が大阪電気軌道に譲渡され、天理鉄道線の駅となった。1922年(大正11年)4月1日に天理鉄道線が標準軌に改軌、電化され、西大寺方面と直通可能になった。1941年(昭和16年)3月15日に大軌が参宮急行電鉄と合併し、大軌天理駅が関西急行鉄道の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に関急天理駅が近畿日本鉄道(近鉄)の駅となった。1964年(昭和39年)10月30日に近鉄の天理駅が移転。1965年(昭和40年)9月1日に国鉄線高架化に伴い線路付け替え・駅移転。国鉄と近鉄の天理駅を統合し連絡駅となった。1988年(昭和63年)2月11日 に近鉄天理線の天理〜二階堂間が複線化。2007年(平成19年)4月1日にICカードPiTaPaの利用が可能となった。

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行き止まり式の4面3線の構造になっている。改札部は桜井線の高架下にあり、桜井線とは連絡改札こそないものの、乗り換えは便利だ。

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改札は1ヶ所のみで、出口も1ヶ所となっている。駅前は広い広場になっており、天理教の教徒が毎朝清掃活動を行っている。

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団体の利用に備えて臨時改札も設けられている天理駅。

天理駅の2013年度の1日当たりの乗車人員は、6,949人で、うち定期利用は4,077人となっている。10年前の2003年度の乗車人員は、7,929人で、10%強利用者が減っている。定期外利用者の減少比率が高い。

天理

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天理駅のデータイムダイヤは、毎時3本の運転で、1本は平端から大和西大寺まで直通、あとの2本は平端~天理間の線内運転となっている。平日朝ラッシュ時は、6時台にもっとも本数が多く6本、7時台は4本、8時台は3本の運転となる。6時台には、急行京都行き1本、普通京都行き2本、普通新田辺行き1本、普通大和西大寺行き1本、普通平端行きが1本運転されている。7時台は急行の運転はなく、普通のみが4本運転される。平日夕方ラッシュ時は、18時台に急行1本、普通4本が運転、19時台も同様に急行1本、普通4本の運転となっている。最終電車は、下りが平端発0時24分の京都始発の普通、上りが天理発23時59分普通大和西大寺行きとなる。

  

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