【関西各駅探訪第1103回】JR紀勢本線宇久井駅

宇久井

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【開業当初はうぐいと濁った読み方だった】

JR紀勢本線宇久井駅は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある。現在はうくいと読むが、開業当初はうぐいと濁った読み方だった。電車は朝夕には毎時1〜2本運転される時間帯もあるが、昼間は2時間以上開くところが多く、3時間ほど電車がない時間帯もある過疎ダイヤである。宇久井駅は1912年12月4日に新宮鉄道の駅として開業した。1934年7月1日に国有化されて、国鉄紀勢中線の駅となり、読み方もうぐいからうくいになった。1940年8月8日に線名改称により紀勢西線の駅となった。1959年7月15日に紀勢本線全通により、同線の駅となった。1985年3月14日に無人化された。

宇久井

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駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。

宇久井

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上下ホーム間には陸橋が設置されている。

宇久井

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改札は下り和歌山方面行きホーム側にある。

宇久井

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無人化されており、自動改札機や自動券売機の設置もなく、ICカードの利用はできない。

宇久井

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出口も1ヶ所で、南側に出られる。駅前を国道42号線が走っている。

宇久井

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駅前にはバス停があり、熊野交通の路線バスが発着しており、電車よりも運行本数は多い。

宇久井 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 62 54 8 87.1%
2007年度 79 58 21 73.4%
対07年度比 78.5% 93.1% 38.1%  

宇久井駅の2017年度1日あたりの乗車人員は62人で、うち定期利用者は54人となっている。定期比率は87.1%で、定期利用者が9割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で21.5減、定期利用者は6.9%減、定期外利用者は61.9%減となっており、定期外利用者の落ち込みが大きい。

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