【町の中心から離れているが日置川地区唯一の駅】
JR紀勢本線紀伊日置駅は和歌山県西牟婁郡白浜町にある。普通のみが停車する駅で、紀伊田辺以遠の過疎区間にあるため、停車する列車回数は非常に少ない。朝夕は毎時1本程度の運転で、昼間は2~3時間開くところもあり、1日の運転本数は下り10本、上り9本の運転となっている。紀伊日置駅は1936年10月30日の国鉄紀勢西線紀伊椿(現在の椿)~周参見間の延伸に伴い開業した。1959年7月15日に紀勢本線が全通し、同線の所属となった。1985年3月14日ダイヤ改正で無人化された。
駅構内はホーム2面2線で、紀勢本線は紀伊田辺以遠単線となるため、行き違い駅となっている。
ホーム有効長は20m級車両6両分ぐらいあるが、実際に停車する列車は2両編成となっている。
上下ホーム間には陸橋があり、駅舎は上り新宮方面行き側にある。
改札は無人化されている。自動改札機や自動券売機はなく、ICカードの利用はできない。日置川へようこその木の看板が出迎えてくれる。
出口も1ヵ所で東側に出られる。古びた駅舎内には待合室もある。
駅舎の隣には公衆トイレも設置されている。
駅前は広く、路線バスも乗り入れている。明光バスと白浜町のコミュニティバスが乗り入れている。
紀伊日置 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 79 | 71 | 8 | 89.9% |
2007年度 | 99 | 93 | 6 | 93.9% |
対07年度比 | 79.8% | 76.3% | 133.3% |
紀伊日置駅の2017年度1日あたりの乗車人員は79人で、うち定期利用者は71人となっている。定期比率は89.9%になっており、実に9割近くが定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で20.2%減、定期利用者は23.7%減、定期外利用者は33.3%増となっている。定期外利用者は増加率が高くなっているが、絶対数はかなり少ない。