阪急神戸本線(西宮北口~新開地間)ガイド【六甲の麓をかっ飛ばす】

9002F急行大阪梅田

9002F急行大阪梅田

4.阪急神戸本線(西宮北口~神戸三宮間)路線ガイド

西宮北口を出ると高架線を駆け上がる。このあたりは阪神大震災で被害が大きかった区間である。次の夙川では甲陽線と接続している。ホーム2面3線で、上りホームは甲陽線ホームと共用しており、T字型になっている。同駅は2006年10月28日ダイヤ改正から特急停車駅となった。同改正から特急以下全ての種別が停車するようになった。神戸三宮方には甲陽線の引き上げ線があり、甲陽線への回送電車はここでスイッチバックして短絡線を経由して同線に入っていく。次の芦屋川は対向ホーム2面2線で、その名のとおり芦屋川の上にある。周辺は大きなお屋敷が多い。芦屋川を出ると神戸市に入り、特急停車駅の岡本となる。対向ホーム2面2線で、特急以下全ての電車が停車する。JR摂津本山とは至近距離にあり、山手には甲南大学などがあり、学生の利用も多い。このあたりはかなり山の手を走っている感がある。岡本を出てS字カーブを過ぎると御影で、対向ホーム2面2線ながら、三宮方にかつての山陽用の折り返し線がある。この折り返し線はかつて山陽電車が六甲まで運転されていた時に折り返していたもので、現在はラッシュ時に増結車が待避線として使用する以外はほとんど使われていない。

次の六甲は2面4線の追い越し駅で、中央が通過線となっている。通過線にはホームがないため緩急接続はできない。六甲は神戸大学の最寄り駅で学生の利用も多い。JR六甲道と近いが、岡本と摂津本山ほど至近距離ではない。かつてはデータイムの普通がここで特急を待避していたが、中間駅の競争力の向上と特急の岡本停車により、普通は三宮まで逃げ切るようになった。六甲を出ると山の手から市街地へ向かって行く格好で、左カーブして高架線を上がり、王子動物園の最寄り駅の王子公園となる。同駅はパンダが来園してから来園者が増えたため、阪急も行楽期に特急を臨時停車させたりしていた。パンダブームも落ち着き、現在は特急の臨停もなくなった。王子動物園は北側へ歩いてすぐの所にあり、南側に歩けばJR灘があり、それを越すと阪神岩屋がある。王子公園を出るとJR神戸線が近づいてきて並行する。春日野道は1面2線で非常に狭いホームとなっている。少し離れたところに阪神春日野道も地下駅であるが、同駅も非常に狭いホームとなっていた。阪神の方は改良工事で対向ホームになってホームの幅は広くなった。阪急の春日野道は今のところ改良計画はなく、しばらくは現状のまま推移しそうだ。

春日野道を出るとさらにJRと並行して進み、右手に新神戸駅を見ながら生田川を渡り、JR三ノ宮のホームが先に見えてきてそれを通り越してドーム型の屋根が見えると神戸三宮となる。このあたりはJRと並行しているため、新快速との直接対決が見られるところで、加速では阪急に一日の長がありそうだが、高速域ではとても敵わなくなっている。神戸三宮は2面3線の構造で、中央の2番線が折り返し用で、三宮止まりの通勤急行や普通が折り返している。また、数少なくなったが山陽電車の普通も同駅で折り返しており、梅田方の本線で折り返し作業を行う。2013年12月21日に三宮から神戸三宮へと改称された。正式名称として神戸を冠するようになったが、以前から案内放送などでは神戸三宮とアナウンスされていた。同じく梅田は大阪梅田、河原町は京都河原町でアナウンスされることが多い。

神戸三宮を出ると神戸高速鉄道東西線となり、阪急は同社に線路を借りて営業を行うことになる。JRとなお並行しながら進み、地下に潜って2面2線の花隈となる。花隈を出て下り線が阪神の上り線と立体交差して高速神戸となる。高速神戸は2面4線で阪急は下り線が3番線、上り線は1番線を使用する。姫路方に折り返し線があるが、阪急の折り返し線は上り線側にある。駅の南側にJR神戸駅があり、両駅は地下街で直結している。高速神戸を出るとその折り返し線が終わったところで新開地となる。新開地は2面3線で阪急特急は中央の2、3番線で折り返しを行っている。新開地では神戸高速山陽方面と接続、神戸高速神鉄方面と連絡している。

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 関西の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログ JRへ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました