【関西各駅訪問第14回】京阪本線北浜駅

北浜

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【五代友厚も見守る大阪金融の中心地を通る】

1.北浜駅概要

京阪本線北浜駅は1963年4月16日の京阪本線天満橋~淀屋橋間延伸により開業した。当初から地下駅として開業した。大阪市地下鉄堺筋線と連絡しており、快速特急以下全ての列車が停車する。

2.北浜駅周辺

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北浜駅は堺筋と土佐堀通の交点に駅があり、付近は大阪でも有数のビジネス街となっている。駅の南東側には大阪取引所があり、金融関係の会社が集まっている。また、南側の道修町は古くからの薬の問屋が多い。北側はなにわ橋があり、それを渡ると中之島となる。中之島には中之島線なにわ橋駅もあり、徒歩での連絡は可能だが、乗り換え駅とはなっていない。地下鉄堺筋線への乗り換えは地下通路を介してとなるが、堺筋線北浜駅は淀屋橋方にあるため、改札からも少し歩かなければならない。

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 3.駅構内

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ホーム1面2線で、ホーム有効長は8両編成となっている。島式ホームで非常に狭いため、先頭車付近はかなりホーム幅が狭まっている。エスカレータは完備しているが、ホームが狭いためエレベータは設置されていない。改札は一ヶ所のみで、地下通路は大阪取引所や淀屋橋駅とつながっている。

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4.バス路線

駅近くにバス停はない。土佐堀通を大阪市バスの路線が走っており、少し離れた所に北浜二丁目のバス停があり、住吉車庫、大阪駅前へ向かう62号系統が走っている。

5.乗降者数


2015年度大阪府統計データでは、乗車人員が16,858人/日、うち定期利用は7,018人/日となっている。10年前の2005年度よりも総数、定期利用ともに減少しており、とりわけ定期利用の減少が目立つ。定期外利用は増えているので定期からICカードなどに切り替えた人も多いと思われる。それを差し引いても利用者減は大きい。周辺はビジネス街だけにビジネスでの利用の減少の影響は大きい。景気が悪かったこともあるが、大阪、関西の経済の落ち込みがさらに大きくなってきていることも影響しているものと思われる。

6.ダイヤ

京阪本線はデータイム10分毎に運転されている。近年のダイヤ変更で、淀屋橋~出町柳間の特急が10分毎、淀屋橋~樟葉間の急行が20分毎、淀屋橋~出町柳間の準急が20分毎の運転となっている。いずれの電車も京橋までは各駅に停まるが、京橋以東の各駅に行くには京橋で普通に乗り換える必要がある。朝ラッシュ時は8時台に下り淀屋橋行きは24本もの電車が運転されている。特急4本、通勤準急7本、準急2本、区間急行4本、普通7本が運転。上り出町柳方面へも8時台は21本が運転されている。夕方ラッシュ時上り出町柳方面へは20分サイクルで運転されており、18時台には特急6本、急行3本、準急6本、普通3本が運転されている。最終電車は上り出町柳方面が、北浜発0時23分の普通萱島行きで、萱島以遠へは出町柳行きが北浜発23時41分の特急三条行きが三条で普通出町柳行きに変身する電車が最終となる。0時06分の準急淀行きが樟葉以遠へと深夜急行が停まらない各駅への最終電車で、0時21分の深夜急行が樟葉までの最終電車となる。下り淀屋橋方面への最終は0時27分の急行淀屋橋行きとなっている。この電車は出町柳発23時25分となっている。

  

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