【関西各駅探訪第535回】近鉄京都線高の原駅

高の原

【計画は壮大!けいはんな線乗り入れ!さらにはリニア乗り入れも視野に入れる】

近鉄京都線高の原駅は奈良県奈良市にある。急行停車駅で、朝夕の時間帯には一部特急の停車もある。駅周辺は京阪奈学研都市につながるニュータウンになっており、駅周辺はけいはんな線延伸やリニア乗り入れのためかなり広い掘割になっている。高の原駅は1972年11月22日に開業した。開業当初は準急と普通が停まるのみだった。1973年5月16日に橋上駅舎が完成。1976年12月5日には待避線が完成し、ホーム2面4線となった。1977年1月18日から急行が停車するようになった。1999年3月16日ダイヤ変更から夕方の下り特急が停車するようになった。2012年3月20日ダイヤ変更からは朝の上り特急の一部が停車するようになった。

高の原

駅構内はホーム2面4線で、通常の待避駅とは異なり、外側の1・4番線が本線、内側の2・3番線が副本線となっている。ホーム有効長は6両編成以上あるが、京都線電車は全て6両以下で運転されている。奈良線の10両編成回送車が宮津車庫から入出庫するため、待避線有効長は10両編成に対応している。

高の原

京都方に引上げ線がある。当駅を終着とする電車の設定はないが、大和西大寺からの回送車の折り返しに使用されている。

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ホームから改札へは上りエスカレーターとエレベーターが設置されている。

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改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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特急停車駅のため特急券販売窓口もあり、定期券も購入できる。

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出口は2ヶ所で、東西に出口がある。駅は掘割の中にあるため、橋上駅舎から出る橋を渡るとほぼそのままのレベルで地上に出ることになる。

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西口がメインで、ロータリーがあり、奈良交通のバス路線が発着している。

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西口にはイオンモールがあり、駅周辺には銀行やショッピングセンターがある。

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東口はニュータウンの街が広がっている。こちら側は商業施設は少なく、大規模な団地がある。

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駅前にはけいはんな線の高の原延伸を求める看板がある。京阪奈新線という計画路線名を使用していることから結構古くからある看板と思われる。

高の原

さらにはリニア誘致の看板も駅前の陸橋に掲げられている。

高の原駅の2016年度1日あたりの乗車人員は19,117人で、うち定期利用者は12,178人となっている。定期比率は63.7%で、近年の傾向からすると高い方と言える。10年前の2006年度と比較すると全体で3.6%増、定期利用者は8.4%減、定期外利用者は34.7%と定期外利用者が増加して、定期利用者が減少している。

  

鉄道コム

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