関西各駅探訪第95回~JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅~

【電車から降りた瞬間映画の世界へ!】

ユニバーサルシティ

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JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅は、大阪市此花区にあり、2001年3月1日に開業した。同年3月31日にはユニバーサルスタジオジャパンが開園し、本格稼働となり、来園者の多くがゆめ咲線を利用するようになった。開園当初はUSJ人気で利用者も伸びていたが、USJ人気に陰りが見えて一時は利用者が減少していたこともあった。現在は、USJ人気が盛り返してきたことや周辺の住宅開発も進んだ結果、利用者は再び増加傾向にある。

ユニバーサルシティ

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構内は対向式ホーム2面2線で、折り返し線は持たないため、全ての電車が桜島まで運行されている。以前運転されていた臨時特急ユニバーサルエクスプレスや新大阪直通の快速なども全て桜島まで運転されていた(特急は回送)。

ユニバーサルシティ

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駅舎は橋上駅舎となっており、掘割上になっているため、USJ側は地上レベルとなっており、USJまでのメインストリートが広がっている。

ユニバーサルシティ

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ユニバーサルシティ駅前の風景。日本の店舗も入っているが、アメリカに迷い込んだかのような景色が展開される。

ユニバーサルシティ

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こちらがUSJことユニバーサルスタジオジャパン。駅から徒歩3分ほどで到着する。

ユニバーサルシティ

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駅南側は、地上レベルにはなっておらず階段を下りることになる。こちら側は道路があり、その向こうは安治川が流れている。安治川は一見海のように見えるが、西九条方面から流れる川である。

ユニバーサルシティ

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駅南側から少し歩くと安治川口貨物ターミナルの末端部が見えてくる。

ユニバーサルシティ駅の2014年度の1日あたりの乗車人員は、26,105人で、そのうち定期利用は4,744人となっている。定期比率はなんと20%を割って18.2%となっており、同駅の利用者のほとんどがユニバーサルスタジオジャパンなどを訪れる定期外客となっている。10年前の2004年度には、14,499人の利用で、定期客は3,190人だった。定期外利用者がほぼ倍増している。定期利用者も増加しており、駅周辺も好調なユニバーサルスタジオジャパンの恩恵に預かっているようだ。

ユニバーサルシティ

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JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅は、データイム11時台から15時台は、JR大阪環状線のダイヤに合わせて15分毎の運転となっている。この時間帯は基本的に線内運転で、一部車両交換などのため京橋行きとなる電車がある。なお、土休日ダイヤでは、USJ利用者が多くなるので、11時台も環状線直通が運転され、運転本数が多い。平日朝ラッシュ時は、上り西九条方面行きが7時台が6本、8時台が7本の運転となっている。ゆめ咲線は、臨海地区のため沿線への通勤客も多く、下りも7時台に7本、8時台に8本が運転されている。ラッシュ時間帯は線内折り返し運転のみとなる。朝ラッシュ時以降の9時台、10時台はUSJへの輸送のため、逆に運転本数が増える。9時台の桜島行きは9本、10時台は7本が運転されている。USJの恩恵に預かっていることがよくわかる。夕方は、USJからの帰宅客も増えるため、16時台から本数が増える。夕方ラッシュ時は毎時8本の運転で、環状線直通が4本、線内折り返しが4本運転され、それぞれ15分毎に運転されている。最終電車は、下り桜島行きがユニバーサルシティ発0時21分で、この電車は西九条で大阪発0時09分の内回り電車最終と天王寺発23時55分の外回り電車と連絡している。上り西九条行き最終は、ユニバーサルシティ発0時05分で、西九条で、外回り普通京橋行き、内回り普通天王寺行き最終と連絡している。

  

鉄道コム

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