関西各駅探訪第184回~京阪本線墨染駅~

【実は藤森よりもJR藤森に近いかつての急行停車駅。すみぞめ駅の由来はぼくせんじから】

墨染

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京阪本線墨染駅は、京都市伏見区にある。戦時中陸軍16師団の施設が近くにあったため、急行停車駅だった時代があるが、戦後は普通(各駅に停まる準急)しか停まらない駅となった。

墨染駅は1910年(明治43年)4月15日に京阪本線開通とともに開業した。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1944年(昭和19年)7月16日に急行停車駅となった。1946年(昭和21年)2月15日に急行運転が復活するも急行は通過駅となった。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1963年(昭和38年)3月16日に構内旅客通路が新設された。1971年(昭和46年)9月10日に墨染変電所が新設された。1972年(昭和47年)9月1日に下りホーム改札口を使用開始。1995年(平成7年)10月3日に新駅舎使用開始。2009年(平成21年)4月1日にスロープを改良しバリアフリーに対応した。2004年(平成16年)8月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。

墨染

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墨染駅は対向ホーム2面2線で、上下ホームは分離されており、上下ホームを連絡する通路はない。

墨染

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改札は淀屋橋方のみにあり、地上駅舎で高低差も小さいため、エレベータやエスカレータの設置はなく、バリアフリー化のためスロープが設けられている。

墨染

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上り出町柳方面行きの改札は駅員が配置されている。駅前は非常に狭く路地のような道路があり、踏切を渡る道路は交通量も多く、歩行者は車の往来に気を付けなければならない。

墨染

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こちらは下り淀屋橋方面行きの改札。こちらは駅員は通常未配置となっている。ここから東へ徒歩10分ほどの距離にJR奈良線のJR藤森駅がある。また、北東方向へ徒歩5分ほどの距離に藤森神社もある。さらに少し東に京都教育大もある。

墨染駅の2015年度1日あたりの乗車人員は4,241人で、うち定期利用者は2,088人となっている。定期比率は49.2%で、50%を割っている。10年前の2005年度は4,389人だった。3.4%の減少で、定期利用者は7.5%減となっており、定期利用者の減少が目立つ。

  

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