京阪本線2017年2月25日ダイヤ変更

8006F

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京阪本線では、2017年2月25日にダイヤ変更を実施します。8000系へのプレミアムカー連結に備えた改造のため、8000系を7連に減車する措置のためのダイヤ変更となっています。主な変更内容は下記の通り。

・平日ダイヤ快速特急洛楽運転

淀屋橋発910・940と出町柳発1754・1824で運転。土休日の定期運転に続いて、平日にも洛楽の定期運転が実現した。朝の京都方面行きが30分毎に2本、夕方の大阪方面行きが30分毎に2本の運転のみで、大阪から京都への行楽客をターゲットにしたダイヤとなっている。今回の増発では、3000系が使用されるが、プレミアムシート連結開始時には、8000系の運用復帰が考えられる。今回の平日洛楽の設定は、プレミアムシート連結に備えたダイヤ変更であると予想される。


・快速特急洛楽は全て3000系での運転となる

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8000系のプレミアムシート連結に備えた減車処置を行う都合もあり、2月25日のダイヤ変更以降、快速特急洛楽の運転は平日、土休日ともに全て3000系を使用することになった。3000系の快速特急洛楽運用は、初めてとなる。以前は臨時特急などでも運用されていたが、洛楽運転開始後は、臨時列車での運用もなく、久々にイレギュラー列車での運用が見られることになる。3000系の洛楽運用は、あくまでも暫定処置であり、プレミアムシート運用開始時には、8000系に戻されるものと思われる。


・洛楽運転の時間帯に土休日5本、平日2本、淀屋橋発出町柳行き急行を運転。

9003F快速急行出町柳行き

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現行の快速急行を置き換え。下りは、出町柳発淀屋橋行き快速急行を運転。現行快速急行は、淀屋橋を洛楽の6分前に出て枚方市で追い抜かれ、枚方市からほぼ特急と同じダイヤで走る。これが急行となると、枚方公園に追加停車となるので、淀屋橋発は特急の2分後発となるだろう。枚方市からは、八幡市、伏見稲荷、清水五条、神宮丸太町に追加停車する。現行早朝に運転されている急行出町柳行きは、枚方市〜七条間を27分で走っている。特急は同区間を25〜26分で走るので、枚方市発の時点で、10分間隔であれば、七条まで、並行ダイヤ近くで逃げ切れる。裏を返せば特急のダイヤに問題がありそうだが、停車駅が増える急行でもダイヤの維持はできそうだ。


・データイムの普通を毎時4本枚方市まで運転


普通の枚方市延伸により、モノレール連絡駅の門真市から寝屋川市、枚方市方面への利便性が向上するのは歓迎したいところだ。


・平日夕方以降運転の中之島発樟葉行き快速急行を淀屋橋発に変更。

3006F快速急行樟葉

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夕方の快速急行を中之島発から淀屋橋発へ振り替えるのは、中之島線の不振とプレミアムカー導入などで、特急の輸送力が落ちることも起因していると思われる。中之島線最後の砦であった夕方の快速急行も本線にシフトし、残るは朝ラッシュ時の通勤快速急行、快速急行が残るのみとなった。こちらは線路容量の問題から一部は残るだろう。中之島線開業時には、同線の顔として運転された快速急行からも見放される形になった中之島線の今後は、あまり明るくないと言える。このあたりは、開業後、路線の顔として活躍を続け、増発が続いている阪神なんば線の快速急行とは対照的である。

  

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