関西各駅探訪第176回~神鉄公園都市線フラワータウン駅~

【公園都市線ナンバー1の乗降を誇るかつての終点】

フラワータウン

フラワータウン

神鉄公園都市線フラワータウン駅は、兵庫県三田市にある。1991年10月28日の公園都市線開業時の終点で、1996年3月28日のウッディタウン中央への延伸で中間駅となった。三田市のニュータウンフラワータウンへの最寄駅となっている。

フラワータウン駅は1991年(平成3年)10月28日に横山〜当駅間開通と同時に開業した。1996年(平成8年)3月28日に当駅〜ウッディタウン中央間が延伸開業し、中間駅となった。

フラワータウン

フラワータウン

フラワータウン駅はホーム1面2線で、駅は掘割構造になっており、ホームの上には人口地盤があり、駅舎は橋上駅舎となっている。このため、ホームは地下のような様相になっている。公園都市線は単線のため、電車の行き違いも行われるが、データイムは隣の南ウッディタウンで行うため、フラワータウンでの行き違いは少ない。

フラワータウン

フラワータウン

公園都市線は全線に渡って複線化の用地が確保されており、フラワータウン駅周辺でも複線化できるだけの用地が確保されている。

フラワータウン

フラワータウン

改札は1ヶ所のみで、ICカード対応の自動改札機を完備している。無人駅だが、改札内には定期券販売所があり、定期販売時間には係員がいる。

フラワータウン

フラワータウン

神鉄の各駅は無人化されていることもあり、自動券売機の他に、企画乗車券の自動販売機も設置されており、各種チケットを入手することができる。

フラワータウン

フラワータウン

駅舎は駅ビルの1階にあり、出口は北と南に2ヶ所ある。北口がメインになっており、駅前は広場になっている。

フラワータウン

フラワータウン

イオンなどが入居するフローラ88ショッピングセンターが隣接している。

フラワータウン

フラワータウン

駅の北側にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。フラワータウンセンター停留所からは神姫バスの路線バスの他、三宮や神戸空港への高速バスも発着している。

フラワータウン

フラワータウン

南側のフラワータウン駅への連絡通路。駅への連絡通路だが、真っすぐ進むとフローラ88ショッピングセンターにつながっている。

フラワータウン

フラワータウン

南側の連絡通路から駅へ入る入口はやや寂しげである。

フラワータウン

フラワータウン

改札階から掘割のホームへは、エレベータと上りエスカレータが設置されており、バリアフリーに対応している。


フラワータウン駅の2014年度1日あたりの乗車人員は2,978人で、うち定期利用者は1,849人となっている。定期比率は62.1%で、ICカードへの移行などで定期利用者が減少していく中では、まだ高い方である。10年前の2004年度には、3,417人の乗車人員があり、定期利用者は2,014人だった。乗車人員で12.8%減、定期利用者で8.2%減となっている。定期利用者の減少率はそれほど高くないが、定期外利用者は20%ほど減少しており、通勤通学以外での鉄道利用者が減少しているようである。ニュータウン路線は、意外にも通勤通学が生命線であり、ニュータウンは車社会が浸透しており、定期外利用者はあまり多くないのが実情のようである。

  

鉄道コム

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