動物園前
【天王寺動物園への玄関口は駅からサファリ気分が味わえる】
1.概要
動物園前駅は1938年4月21日の御堂筋線天王寺延伸時に開業した。堺筋線は1969年12月1日に同線の終点として開業した。駅の所在地は大阪市西成区だが、浪速区との境界にある。JR新今宮駅、阪堺線新今宮駅前と連絡している。南海新今宮はやや離れており乗り換えは不便である。
動物園前
1号出口は天王寺動物園や通天閣、ジャンジャン横丁へ向かうのに便利。動物園前駅で一番天王寺寄りに位置しているため、堺筋線利用者には少し遠い出口である。
動物園前
3号出口はJR新今宮駅の対面に位置する。阪堺線新今宮駅前停留所にも近い。御堂筋線、堺筋線ともに利用が便利なメイン改札である西改札がある。
動物園前
5号出口はかつてはフェスティバルゲートへの玄関口だったが、その跡地に造られた巨大なパチンコ店MARUHANが目の前にある。
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6号出口は新今宮駅側に位置する出口でJRと阪堺線の乗り換えには便利。パチンコ屋の片隅に出口がある下町ならではの光景が展開される。
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8号出口は大阪環状線の南側にあり、大阪ミナミでもかなりディープな中にある。
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9号出口は西成警察署に近いところにある。
2.駅周辺
動物園前
天王寺動物園への最寄駅で、同園へは駅から徒歩5分程である。動物園までの途中にジャンジャン横丁があり、通天閣や新世界に繋がっている。温泉施設のスパワールドも近くにある。これらへは御堂筋線天王寺方にある1号出口が便利だ。なお、堺筋線からは少し歩く距離が増える。JR新今宮駅へは堺筋線側の北改札を出て6号出口を利用すると近い。南海新今宮へはさらに200m程歩く必要がある。堺筋線天下茶屋方の南改札はあいりん地区などに近い。
動物園前
坂田三吉もとい阪田三吉を生み出した王将の街ジャンジャン横丁。通天閣周辺には将棋や囲碁がさせる施設がたくさんある。
3.駅構内
動物園前
御堂筋線は対向式ホーム2面2線で、堺筋線は島式ホーム1面2線となっている。両線は交差しており、御堂筋線が天王寺へ向かうため、東西方向に走っている。
動物園前
東改札は御堂筋線天王寺方にあり、天王寺動物園へはここから出る。2014年12月26日にリニューアルされ、動物園を意識して、大自然をイメージした内装となった。
動物園前
西改札はメインの改札で、両線とも便利な位置にある。北改札は堺筋線恵美須町寄りにあり、かつてはフェスティバルゲートへの最寄だったが、現在は巨大なパチンコ屋ができている。北改札と西改札は新今宮駅に近い。
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南改札は堺筋線天下茶屋寄りにあり、あいりん地区に近い。御堂筋線と堺筋線の乗り換えは御堂筋線が江坂方の車両、堺筋線が天六方の車両に乗るのが便利である。
動物園前
堺筋線はかつての終点となるが、今は1面2線のスルー構造で、天六方に渡り線があるのが終点としての唯一の名残。
4.バス路線
大阪市営バスに動物園前停留所があり、3系統の路線が乗り入れている。あべの、なんば、住之江公園、鶴町方面へ行ける。
5.利用状況
2015年度の利用者数は、乗車人員が13,711人、降車人員が13,257人で、うち定期利用者は乗車が2,724人、降車が2,637人と利用が少ない。定期客よりも定期外の利用が多く、2002年度データと比べると158.2％も増加している。2007年度データから倍増に近い数字となっており、後は微増になっている。周辺状況で倍増するような変化は見られないので、数値の取り方が変わったのかもしれないが、近年はインバウンドの増加で、動物園前駅周辺の格安の宿に宿泊する外国人旅行者が増えていることも利用者増に結び付いているのではなかろうか。
6.ダイヤ
動物園前
御堂筋線はデータイム4分毎の運転で、半数が天王寺、新大阪止まりとなっている。朝ラッシュ時は2〜3分毎で、夕方ラッシュ時も2〜3分毎だが、朝ラッシュ時は2分毎、夕方ラッシュ時は3分毎となるところが多い。
堺筋線はデータイム5分毎の運転で、土休日は毎時9本の運転と若干少なくなる。朝ラッシュ時は概ね3分毎の運転。夕方ラッシュ時概ね4分毎の運転。土休日データイムと朝夕ラッシュ時には阪急京都本線直通の準急が運転されている。
最終電車は御堂筋線天王寺方面が0時20分のなかもず行き。江坂方面が、0時07分の新大阪行きとなる。千里中央への最終は23時42分。堺筋線は天下茶屋方面が0時20分、天六方面が0時20分の正雀行きとなる。
動物園前
