近鉄山田線鳥羽線【2021年7月3日変更】

22115F特急賢島

1．概要

近鉄山田線のデータイムダイヤは1時間あたり阪伊特急1本、名伊特急2本、近鉄名古屋発の急行3本、普通2本が運転されている。朝の時間帯は松阪発6時台に14本、同7時台に12本が運転されている。夕方の時間帯は伊勢中川発19時台、20時台、21時台に12本が運転されている。夕方には大阪上本町から直通の快速急行の運転もある。

1309F普通鳥羽

2．2021年7月3日ダイヤ変更

阪伊特急のうち、大阪上本町発宇治山田、鳥羽行きが減便された。昼間時については全廃差れており、阪伊特急は毎時1本の運転となった。名伊特急はダイヤ変更で変わりはない。

急行は大阪上本町発五十鈴川行きが伊勢中川止まりとなり、大阪線からの直通の急行はデータイムは運転なしとなった。名古屋発の急行に変化はなかった。普通は毎時2本賢島行きが運転されていたが、閑散時間帯は毎時1本が鳥羽止まりとなった。山田線内の普通は毎時2本の運転が確保されている。

50103F観光特急しまかぜ

3．特急ダイヤ

観光特急しまかぜが大阪難波、近鉄名古屋、京都からそれぞれ1往復が運転されている。午前中に下り、午後に上りが運転されており、山田線内では伊勢市、宇治山田に停車する。甲特急と同じく伊勢中川、松阪は通過する。

阪伊特急は毎時1本の運転となった。大阪難波～賢島間の運転で、山田線内の停車駅は伊勢中川、松阪、伊勢市、宇治山田となっている。大阪難波を午前中、賢島を午後出る列車を中心に23000系伊勢志摩ライナーが使用されている。2021年7月3日ダイヤ変更からビスタカーの運用も増えている。

名伊特急は毎時2本の運転で、近鉄名古屋～賢島間、近鉄名古屋～鳥羽間にそれぞれ1本ずつ運転されている。停車駅はどちらの列車も同じで、伊勢中川から松阪、伊勢市、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、志摩磯部、鵜方に停車する。名伊特急も阪伊特急と同様に午前中名古屋、午後賢島を出る列車を中心に23000系伊勢志摩ライナーが使用されている。また、名阪甲特急から名阪乙特急にコンバートされた21000系、21020系アーバンライナーも運用に余裕があるため、名伊特急に運用される機会が増えている。

アーバンライナーと伊勢志摩ライナーを使用する列車にはDXシートが1両連結されている。伊勢志摩ライナーにはサロン個室もあり、家族やグループで利用できる車両になっている。その他の車両は基本レギュラーシートのみだが、ビスタカーの階下席はグループでの利用のみとなっている。

朝の時間帯には上り五十鈴川始発の特急が3本設定されており、いずれも近鉄名古屋行きとなっている。五十鈴川発6時13分、7時08分、7時24分に運転されている。

朝の時間帯に上り松阪発は5時台に大阪上本町行き、名古屋行きが各1本、同6時台に名古屋行き、大阪上本町行き、京都行きが各1本当駅始発で運転されている。7時台には大阪上本町行きと大阪難波行きがそれぞれ1本当駅始発で運転されている。松阪発6時台には特急は5本、7時台にも5本が運転されている。

2915F急行五十鈴川

4．快速急行・急行ダイヤ

急行は以前は大阪上本町から毎時1本、近鉄名古屋から毎時3本の運転だったが、2021年7月3日ダイヤ変更で、大阪上本町発の急行が伊勢中川止まりとなったため、山田線内の急行は近鉄名古屋からの急行が毎時3本運転されるのみとなった。3本のうち2本は松阪止まりとなるため、五十鈴川までは毎時1本が運転されるのみとなった。

急行の停車駅は伊勢中川から松阪、伊勢市、宇治山田、五十鈴川となっている。五十鈴川以遠は各駅に停車する。

朝の下り3本と夜の下り1本は近鉄名古屋発鳥羽行きの急行となっている。上り鳥羽始発の急行は名古屋行きが朝に3本、名張行きが早朝に1本運転されている。急行名張行きは鮮魚列車に代わる伊勢志摩お魚図鑑を1両連結しており、名張から快速急行に連結されて大阪上本町まで直通している。

朝の五十鈴川始発は5時台に急行名張行きが1本、6時台には名古屋行きが2本、8時台に大阪上本町行きが1本運転されている。朝の時間帯には宇治山田発6時08分に近鉄名古屋行き急行の設定もある。

朝の時間帯は松阪からはさらに始発列車の設定が多く、松阪発5時台には急行名張行き1本、急行名古屋行き1本が設定されている。6時台には急行名古屋行き2本、急行名張行き1本が松阪始発で設定されており、鳥羽、五十鈴川などから来る急行も含めると松阪発6時台には急行は6本運転されており、うち4本が名古屋方面、2本が名張方面へ運転されている。

夕方の時間帯は、伊勢中川発17時台に大阪上本町発五十鈴川行き1本、名古屋発宇治山田行き1本、名古屋発松阪行き2本が運転されている。同18時台には名古屋発五十鈴川行き1本、名古屋発宇治山田行き1本、名古屋発松阪行き1本、大阪上本町発宇治山田行き1本が運転されている。夕方の時間帯には大阪上本町からの直通が運転されるため毎時4本の運転となっている。19時台も名古屋発松阪行き2本、名古屋発五十鈴川行き1本、名張発宇治山田行き1本が運転されている。名張発の急行は名張で大阪上本町発の快速急行と連絡している。

20時台からは大阪上本町発の快速急行の直通がある。快速急行はかつては朝の上りも運転されていたが、系統分割により、夕方の下りのみの運転となった。伊勢中川発20時34分が松阪行き、21時22分が鳥羽行き、21時58分が松阪行きとなっており、この3本のみの運転となっている。山田線内の停車駅は急行と同じである。

1538F普通賢島

5．普通ダイヤ

普通は基本2両編成で運転され、ワンマン運転を行っている。下り伊勢中川発は5時台に2本、6時台から8時台までは毎時3本が運転されている。9時台以降は毎時2本の運転となる。2021年7月3日ダイヤ変更で、2本に1本が鳥羽止まりとなり、1本は志摩線賢島まで運転されている。17時台から21時台までは毎時3本が運転される。22時台は2本、23時台は3本が運転される。下り最終は伊勢中川発23時50分の明星行きで、明星以遠へは23時28分の宇治山田行きが最終となる。

上りは宇治山田発5時台から9時台までが毎時3本の運転で、10時台以降は毎時2本の運転となる。16時台まで毎時2本の運転となり、17時台は4本が運転されている。18時台と20時台は3本、19時台と21時台、22時台は2本が運転され、23時台は1本が運転されている。宇治山田発最終は23時13分の伊勢中川行きとなっている。