近鉄奈良線平日夕方ラッシュ時ダイヤ【2021年7月3日ダイヤ変更】

阪奈ひのとり

　近鉄奈良線平日夕方ラッシュ時ダイヤ【2021年7月3日ダイヤ変更】

近鉄奈良線平日夕方ラッシュ時下りダイヤはデータイムとほぼ同様に20分サイクルを基本として運転されている。大阪難波発17時台は特急1本、快速急行4本、急行2本、準急3本、普通6本が運転されている。奈良行き特急の運転があり、快速急行が1本増えて急行が1本減るかたちになっている。快速急行のうち1本は尼崎始発で、その他は神戸三宮始発となっている。区間準急に代わって準急が運転されている。準急の停車駅は大阪難波から日本橋、大阪上本町、鶴橋、布施、河内小阪、東花園、石切以遠の各駅。
大阪難波発18時台には特急1本、快速急行4本、準急3本、急行2本、普通6本が運転されている。快速急行は1本が大阪難波始発で、あとの3本は神戸三宮始発で運転されている。
大阪難波発19時台には特急2本、快速急行3本、急行3本、準急3本、普通6本が運転されている。

30205F特急奈良

特急は阪奈特急が大阪難波発17時20分、17時40分、18時40分、19時20分、19時40分に運転されている。17時20分と18時40分の列車は80000系ひのとりを使用するため、通常の特急券に加えてひのとりの特別料金が必要になる。大阪難波～近鉄奈良間の所要時間は最速が17時20分発で33分、最遅が18時40分発で36分となっている。近鉄特急としては決して速くはないが、快速急行よりかは所要時間が短く、座席が保証されているので人気が高い。17時40分の列車が4両編成で運転される以外は6両編成で運転されている。特急の停車駅は大阪上本町、鶴橋、生駒、学園前、大和西大寺で、快速急行よりも停車駅は2駅少ない。

1608F快速急行奈良

快速急行は大阪難波発17時台に4本、18時台に3本、19時台に3本が運転されている。17時台は全て阪神なんば線からの直通列車となっており、大阪難波発01・11・31・52分の運転となっている。17時01分の列車は尼崎始発で、それ以外は神戸三宮始発で運転されている。18時台の列車は大阪難波発12・31・52分の運転となっている。全て神戸三宮始発で運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更で、18時22分発で大阪難波始発の快速急行が急行に置き換えられた。これにより夕方ラッシュ時間帯の大阪難波始発の快速急行はなくなった。19時台は全て神戸三宮始発で、大阪難波発12・31・52分に運転されている。

快速急行は10両編成で運転されており、停車駅は終日同じで、大阪難波から近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、生駒、学園前、大和西大寺、新大宮となっている。大阪難波～近鉄奈良間の所要時間は最速が37分で、最遅は42分となっている。生駒までは21～23分程度と一定しており、大和西大寺での時間調整などで所要時間にバラつきが出ている。快速急行は全て10両編成で運転されている。

8902F急行奈良

急行は大阪難波発17時台に2本、18時台に3本、19時台に3本が運転されている。快速急行の穴を埋める形で設定されており、大阪難波発時点では快速急行と概ね10分毎を形成するような形で設定されている。かつては夕方ラッシュ時も急行の運転はなかったが、夕方ラッシュ時以降も運転されるようになっている。2021年7月3日ダイヤ変更で、大阪難波発18時22分の快速急行が、18時21分の急行に置き換わり、18時台も概ね20分毎に急行が運転されるようになった。

急行は布施、石切に停車するため快速急行より2駅停車駅が多いが、夕方ラッシュ時に関しては最速が38分、最遅が43分となっており、快速急行と所要時間差は小さい。急行は石切で普通と緩急接続を行う。

5801F準急奈良

準急は大阪難波発17時台に3本、18時台に3本、19時台に3本が運転されている。尼崎始発が4本あり、そのほかは大阪難波始発となっている。2本が近鉄奈良行きとなっている以外は大和西大寺行きで運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更で、大阪難波発18時24分の大和西大寺行きが近鉄奈良行きに変更された。大阪難波発18時45分の準急大和西大寺行きは、同変更で18時48分から18時45分になり、普通と時間帯が振り替えられた。

準急の停車駅は大阪難波から近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、布施、河内小阪、東花園、石切以遠の各駅。準急は東花園で普通と緩急接続を行う。石切で快速急行や特急の待避を行い、列車によっては東生駒でも待避を行う。

9723F普通東生駒

普通は各時間帯とも毎時6本の運転となっている。データイムは半数が東花園止まりとなっているが、夕方ラッシュ時には区間準急の運転がないため、全ての電車が東花園以東へ運転されている。17時台と18時台は近鉄奈良へ2本、大和西大寺へ2本、東生駒へ2本が運転されている。19時台には近鉄奈良へ1本、大和西大寺へ3本、東生駒へ2本が運転されている。普通は布施、八戸ノ里、東花園、瓢箪山、石切の各駅で優等列車の待避を行う。通過追い越しが大半で、緩急接続は準急と東花園で行うのみとなっている。

【各駅別】
【布施】
急行が毎時2～3本、準急が毎時3本、普通が毎時6本運転されている。大阪難波からは全列車が先着する。急行や準急は大阪線からの連絡を受ける使命がある。

【河内花園・若江岩田・八戸ノ里・河内永和・今里】
普通のみが停車する駅では毎時6本、概ね10分に1本の割合で運転がある。優等列車待避の都合で、等間隔の運転にはなっていない。布施、八戸ノ里での待避があり、八戸ノ里では2本待避もあるので、八戸ノ里以遠となる若江岩田、河内花園へは所要時間がかかっている。

【河内小阪】
河内小阪には準急が停車する。準急は毎時3本の運転で、これに加えて普通が利用できる。普通は布施で特急や快速急行の待避がある列車もあるが、大半が八戸ノ里まで逃げ切るため、八戸ノ里の手前にある河内小阪では普通も利便性は高い電車と言える。

【東花園】
準急が毎時3本、普通が毎時6本運転されている。

【瓢箪山、枚岡、額田】
普通が毎時6本運転されている。このうち半数は東花園で準急と緩急接続を行う。

【石切】
急行が毎時2～3本、準急が毎時3本、普通が毎時6本運転されている。普通は途中で追い抜きがあるので急行と準急が利用できる。

【生駒・学園前・大和西大寺・近鉄奈良】
快速急行が毎時3～4本運転され、急行が毎時2～3本、準急が毎時3本運転されている。普通も毎時6本運転されているが、途中優等列車に追い抜かれるためフィーダー輸送に徹する形になっている。これに加えて特急が毎時1～2本運転されている。