【関西各駅探訪第480回】近鉄大阪線高安駅

高安

【大阪線大阪側の拠点高安車庫が隣接】

近鉄大阪線高安駅は、大阪府八尾市にある。八尾の3大駅(近鉄八尾・河内山本・高安)の一つで、準急、区間準急が停車する。東側には高安車庫があり、当駅発着の普通の運転も多く、当駅で増解結作業を行う準急や区間準急も少なくない。区間準急は当駅から先各駅に停車する。特急車の回送も多く、当駅から大阪上本町、大阪難波まで回送される列車も多い。

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近鉄が秋に開催しているきんてつ鉄道まつりでは、近年高安車庫が会場になっており、最寄である当駅に急行が臨時停車するのが定番になっている。高安駅は1925年9月30日に大阪電気軌道八木線の駅として開業した。関西急行を経て1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1961年3月20日には橋上駅舎化された。

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ホーム2面4線の橋上駅舎で、朝ラッシュ時に高安~大阪上本町間で準急、区間準急が10両編成で運転されるため、ホーム有効長は21m級車両10両分ある。

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駅の西側に高安車庫が広がっており、南側には留置線が広がっている。

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伊勢中川方には引上げ線もあり、当駅折り返しの普通はここで折り返す。

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年々数は減らしているが、平日朝ラッシュ時、平日夕方ラッシュ時には当駅にて増解結作業を行う準急や区間準急がある。

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ホームから改札階へはエレベータと上りエスカレータが設置されている。

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改札は1ヵ所で、駅の南側に橋上駅舎が設置されている。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。駅窓口が設けられ、特急券や定期券を購入することができる。当駅には特急は停車しないため、特急に乗るには一旦大阪方の鶴橋まで出るか、伊勢中川方では大和高田か大和八木まで行く必要がある。

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出口は2ヶ所あり、東西に出ることができる。駅前はどちらも狭く、西口は駅近くに高安車庫がある。

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東口は商業店舗が並んでおり、街を形成しているが、店舗は少なく、ほとんどが住宅地となっている。

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駅周辺の道路は狭く、バスのロータリーなどもないため、駅前にはバスの乗り入れはない。

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高安車庫には一般の通勤電車はもちろん特急車の出入りも多く、かぎろひや楽、あおぞらなどの団体列車の姿も見られる。

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毎年秋に開催されるきんてつ電車まつりでは五位堂車庫とともに高安車庫でもイベントが行われ多くの人が訪れる。

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きんてつ電車まつりの際には高安と五位堂の間を楽がシャトル運行する。

高安駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,866人で、うち定期利用者は3,804人となっている。定期比率は64.8%で、近年の傾向からすると定期利用者は多い方である。10年前の2006年度と比較すると全体で7.9%減、定期利用者は14.2%減、定期外利用者は6.6%増となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。

  

鉄道コム

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