～山間に佇む室生寺への最寄駅は快急停車駅～
室生口大野
近鉄大阪線室生口大野駅は奈良県宇陀市にある。かつては室生村の中にあったが、市町村合併で宇陀市の駅となった。快速急行停車駅で、特急意外の全ての電車が停車する。1930年10月10日に参宮急行電鉄の駅として開業した。1944年6月1日から近鉄の駅となった。2012年3月20日ダイヤ変更で快速急行停車駅となった。
室生口大野
室生口大野駅は対向式ホーム2面2線で、快速急行停車に備えて10両編成停車に対応している。
室生口大野
駅は築堤の上にあり、駅舎は地上部にある。ホームから階段を下りて改札に出るが、エレベータなどの設置はなく、バリアフリーに対応していない。
室生口大野
改札は1ヶ所でICカード対応の自動改札機、自動券売機が設置されている。2013年12月21日から無人化されている。
室生口大野
出口も1ヵ所で、駅は築堤上だが、地上は下にあるため、駅舎も標高の高い位置にある。駅近くには観光案内所があり、室生寺などを訪れる人を案内している。
室生口大野
駅のロータリーからは奈良交通のバスが発着しており、室生寺方面への路線が発着している。宇陀市営有償バスや宇陀市デマンド型乗合タクシーなども発着する。
室生口大野
室生寺へは当駅からバスで15分ほどの距離にある。
室生口大野駅の2015年度1日あたりの乗車人員は530人で、うち定期利用者は300人となっている。定期比率は56.6%で、ローカル駅としてはそれほど高くない。10年前の2005年度と比較すると全体で38.1%減、定期利用者は44.7%減、定期外利用者は26.7%減といずれも減少しており、減少の幅が大きい。
