【関西各駅探訪第913回】南海高野線初芝駅

初芝

【かつては急行も停車した南海が開発した田園都市】

南海高野線初芝駅は大阪府堺市東区にある。中百舌鳥から橋本寄りに2駅目の駅で準急以下が停車する。駅周辺には南海が初めて手がけた分譲住宅地がある。データイムは各停が毎時4本の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台には準急2本、各停5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には各停が6本運転されている。

初芝

初芝駅は1898年1月30日高野鉄道の西村駅として開業した。1907年11月15日には高野登山鉄道の駅となった。1915年4月30日には大阪高野鉄道、1922年9月6日には南海鉄道の駅となった。1935年8月1日に初芝駅に改称され、急行停車駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1947年6月1日に会社分離により南海電気鉄道高野線の駅となった。1968年に急行が通過となり、準急以下が停車する駅となった。

初芝

駅構内は対向式ホーム2面2線で、下り1番線ホームの有効長は21m級車両6両分、上り2番線ホームの有効長は21m級車両8両分となっている。

初芝

上下ホーム間には連絡地下道があり、エレベーターも設置されている。

初芝

改札は1ヶ所で下りホーム側にある。有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

初芝

出口も1ヶ所で、駅東側に出られる。駅前にはバス停がある。南海バスの路線バスが乗り入れている。

初芝 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 8,133 5,075 3,058 62.4%
2007年度 9,494 5,789 3,705 61.0%
対07年度比 85.7% 87.7% 82.5%  

初芝駅の2017年度1日あたりの乗車人員は8,133人で、うち定期利用者は5,075人となっている。定期比率は62.4%で、定期利用者は7割を切っている。10年前の2007年度と比較すると14.3%減、定期利用者は12.3%減、定期外利用者は17.5%減となっており、全般的に利用者が減少している。

  

鉄道コム

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