【地下から上がるとあの見慣れた鴨川の景色が・・・THE京都ともいうべき駅の一つ】
京阪本線祇園四条駅は京都市東山区にある。四条通りと川端通りの交差点付近にあり、鴨川の対岸には阪急京都本線の河原町駅がある。乗り換え案内はないが、双方の駅に相手方の時刻表が掲示されており、乗り換え需要も少なくない。1915年10月27日に京阪本線五条から三条までの延伸で、四條駅として開業した。翌1916年4月1日から最急行、急行の停車駅となった。1950年9月1日からは特急運転開始に伴い特急停車駅となった。1963年4月15日には旧字体の四條から四条に変更された。1987年5月24日には地下化が完成し、地下駅となった。2008年10月19日ダイヤ改正で、四条から祇園四条に改称され、現在に至っている。
ホーム1面2線の地下駅で、地下1階に改札があり、地下2階にホームがある。
地上から改札階、改札階からホーム階へはそれぞれエレベーターが設置されており、改札階からホーム階へはエスカレターも設置されている。
改札は2ヶ所あり、北改札と南改札がある。南改札がメインで、四条通りに近く、阪急河原町駅にも鴨川を渡ればすぐの距離にある。南改札は有人改札で、ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されている。
リニューアル化工事により、京都の町屋風の装飾となった。南改札付近には観光案内所や鉄道案内所が設置されている。
出口は9ヶ所ある。1号出口は南側に位置しており、四条通りからはかなり離れた位置にある。
2〜8号出口は、四条通りと川端通りの交差点付近にある。2〜5号出口は、鴨川寄りにあり、阪急河原町駅へはこちら側から出ると便利だ。
6〜8号出口は、川端通の東側にあり、祇園の街や八坂神社へ行くにはこちら側から出ると便利だ。
祇園四条駅の2015年度1日あたりの乗車人員は25,595人で、うち定期利用者は9,685人となっている。定期比率は37.8%で、定期比率はかなり低い。10年前の2005年度と比較すると全体で6.9%の増加で、定期利用者は逆に8.3%も減少している。その代わり定期外利用者が19.0%増加しており、定期券からICカードなどへの意向やインバウンドの増加により定期外利用者が増加している。