【関西各駅探訪第315回】~阪急宝塚本線宝塚駅~

【THEタカラヅカ!宝塚歌劇の聖地】

宝塚

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阪急宝塚本線宝塚駅は兵庫県宝塚市にある。1910年3月10日に阪急の前身である箕面有馬電気軌道の終点として開業した。阪急宝塚本線と今津線の終点で、宝塚歌劇や今はなくなったが宝塚ファミリーランドなど阪急電鉄はもちろんのこと、その他の私鉄の経営に大きな影響を与えた多角経営の原点とも言うべき姿があった駅の一つである。宝塚ファミリーランドは時代の趨勢により閉園してしまったが、宝塚歌劇は健在で、女性を中心に絶大な人気を誇っている。阪急宝塚線は急行、準急、普通が当駅発で運転され、昼間時と夕方ラッシュ時は急行のみが運転されている。阪急今津線は一部臨時の仁川発着の電車を除く全ての電車が宝塚発着で運転されている。

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宝塚駅は1993年9月25日に高架化され、頭端式2面4線のホームを持つ駅になった。今津線ホームが1面2線、宝塚線ホームが1面2線と分けられているが、昼間時は今津線電車は宝塚線ホームの3号線から発着し、宝塚線電車は4号線から発着して同じホームで連絡するようにしている。


宝塚線電車が発車する時には、“すみれの花咲く頃”のメロディが流れる。今津線電車が発車する時には、“鉄腕アトム”のメロディが流れる。

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朝夜の時間帯のみ1・2号線を使用する今津線。データイムは3号線から発着し、宝塚線とホーム上で乗り換えできるようにしている。

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宝塚大劇場前の副駅名も付く宝塚駅。

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臨時直通特急嵐山行きのとげつは1号線から出発する。

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改札は1ヵ所のみで、ICカード対応の自動改札機が設置され、自動券売機も設置されている有人改札がある。

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駅構内は2面4線のスペースがあるため、かなり広く取られており、高架下のコンコースも広い。

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出口は2ヶ所あり、北口にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。

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北口にはペデストリアンデッキが設けられ、橋上駅舎化されたJR宝塚駅に直結している。

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駅の高架下などにはソリオや阪急百貨店があり、南口には広場がある。南口の広場からは宝塚大劇場へと続く花のみちが整備されている。

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駅の南側を流れる武庫川を渡ると宝塚温泉のホテルなどが建ち並んでいる。

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ソリオ宝塚から花のみちへと続く中にある広場。

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宝塚大劇場や手塚治虫記念館へと続く花のみち。

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宝塚大劇場は駅から徒歩5分ほどの距離にある。風光明媚な花のみちを通り過ぎればすぐに着く。

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駅近くには手塚治虫記念館もある。

宝塚駅の2015年度1日あたりの乗車人員は25,356人で、うち定期利用者は13,515人となっている。定期比率は53.3%で、近年の傾向からすると妥当な数字と言える。10年前の2005年度と比べると全体で0.1%増加、定期利用者は17.8%も増加しているが、逆に定期外利用者は14.6%も減少している。このため全体で横ばいとなっている。

  

鉄道コム

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