【関西各駅探訪第285回~近鉄鳥羽線・志摩線鳥羽駅~】

【特急の発着も多い伊勢志摩と並ぶ観光地鳥羽の表玄関】

鳥羽

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近鉄鳥羽線、志摩線の鳥羽駅は三重県鳥羽市にある。伊勢志摩と並ぶ観光地鳥羽の中心駅で、阪伊特急の半数は当駅で折り返している。JR鳥羽駅と隣接しており、連絡通路を介して乗り換えが可能となっている。鳥羽線はここまでで、ここから先は志摩線となる。志摩線は単線区間もあり、線形もよくないので、ここから先は俊足の近鉄特急もゆっくりした走りとなる。

鳥羽

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鳥羽駅は2面4線で、JR参宮線と連番になっており、北側から3番線、4番線、5番線、6番線となっている。

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3番線は下り賢島方面副本線で、当駅止まりの特急はここで折り返すことが多い。

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4番線は下り賢島方面への本線で、5番線は上り宇治山田方面への本線となっている。

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6番線は上り副本線で、賢島駅の容量と待機場所の都合で、観光特急しまかぜ1本が折り返しのため賢島から回送されてきて当ホームで折り返している。

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改札は1ヵ所のみで、JRとの間には連絡改札などはなくスルーで乗り換えることができる。

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2015年9月20日からICカード対応の自動改札機が設置された。有人改札で特急券販売の窓口も設置されている。観光客の利用も多く、改札付近には土産物屋があり、広い待合室もある。

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連絡橋を渡った北側に土産物屋や食堂が入った鳥羽一番街がある。さらにその北側には鳥羽マリンターミナルがあり、観光船や離島への航路が発着している。

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北口にはタクシー乗り場やバス乗り場があり、鳥羽観光各方面への玄関口となっている。

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観光バスなどが所狭しと乗り入れてくる北口のロータリー。

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鳥羽駅南口はJR鳥羽駅と共用化されている。駅前には金毘羅宮鳥羽分社の大きな鳥居がある。南口は鳥羽城址跡などに近い。

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鳥羽城址跡の城山公園から鳥羽湾を望んだ景色。色々なアングルから近鉄電車と海を絡めて撮れる貴重な風景が展開される。

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こちらは鳥羽駅から東へ15分ほどにある鳥羽~池の浦間の撮影ポイント。海に近くて実は海に接近することがほとんどない近鉄鳥羽線、志摩線だが、鳥羽駅周辺では海に接近するため、海沿いを走る近鉄電車を撮影できる。

鳥羽駅の2015年度1日あたりの乗車人員は、2,050人で、うち定期利用者は487人だった。定期比率はわずか23.8%で、定期外利用が大半を占めている。10年前の2005年度と比べると全体で16.6%減。定期利用者は12.7%減、さらに定期外利用者は17.8%減となっており、利用者の落ち込みが激しい。

  

鉄道コム

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