【海山道さんと呼ばれる海山道稲荷と塩浜貨物が見られる駅】
近鉄名古屋線海山道駅は三重県四日市市にある。近鉄四日市から伊勢中川方面へ2つ目の駅で、JR塩浜貨物線が並走して走る区間にある。駅東側では塩浜貨物線の踏切があり、かつては工場への専用線も分岐していた。西側には地元で海山道さんと呼ばれる海山道稲荷神社がある。
海山道駅はホーム2面2線で、ホーム有効長は3両編成分ある。当駅は普通のみが停車するため、3両編成以下の電車しか停まらない。
上下ホーム間は構内踏切で結ばれている。
駅改札は無人化されており、改札は上下線ホームに1ヶ所ずつある。下り線側の東改札は当初から無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されており、インタフォンで遠隔操作が行えるようになっている。駅前には塩浜貨物線の踏切があり、これを渡らなければ改札に入れないが、列車は1日数回来る程度なので、踏切に引っかかることはほとんどない。
西側の改札がメインの改札で、2014年末まで駅員が配置されていた。省力化で無人駅になったが、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されているので不便はない。
両ホームとも改札及び構内踏切へはスロープ状になっており、簡易的ながらバリアフリーに対応している。駅は段差が少ないためエレベータの設置はない。
駅の真横を走るJR塩浜貨物線。塩浜貨物駅までの貨物列車が1日数往復運転されている。
海山道駅の2015年度1日あたりの乗車人員は857人で、うち定期利用者は605人だった。定期比率は70.6%で近年の傾向からすると高い数字である。10年前の2005年度と比べると全体で17%減で、定期利用者は22.6%も減少している。近年漸減傾向にあり、利用者減に歯止めがかかっていない状況である。
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