【関西各駅探訪第249回~JR阪和線山中渓駅~】

【大阪と和歌山の府県境にある桜の名所】

山中渓

山中渓

JR阪和線山中渓駅は大阪府阪南市にある。大阪と和歌山の府県境にあり、阪和線の中では秘境駅の風情となっている。桜の名所として有名で、春には線路際に幾本もの桜が咲き誇り、ホーム上から桜が咲く中を行く列車を撮影することもできる。

山中渓

山中渓

対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は6両となっている。上下ホーム間は陸橋で結ばれており、下り線側に駅舎と出口がある。

山中渓

山中渓

改札は1ヵ所のみで、ICカード対応の簡易自動改札が置かれている。無人駅だが、自動券売機が設置されており、不便はない。

山中渓

山中渓

山中渓駅駅舎。普段は山間のひっそりとした駅だが、桜が咲く時期には鉄道ファン以外にも花見客が多く集まり、臨時で駅員も配置される。

山中渓

山中渓

桜のシーズンには下りホーム天王寺方で桜が咲く中カーブしながら駅に進入してくる電車を撮影できる。

山中渓駅の2015年度1日あたりの乗車人員は186人で、うち定期利用者は111人となっている。定期比率は59.7%でローカル駅にしてはあまり高くない。定期外利用者は75人だが、そのほとんどが春の時期に花見に訪れる利用と思われる。10年前と比べると全体で5.6%減、定期利用者は8.3%減少しており、漸減傾向にある。周辺の人口は増える見込みはないので、今後も減少傾向が続いていくだろう。なお、当駅は阪和線で一番利用が少ない駅となっており、ブービーの紀伊中ノ島とも200人強の差があり断トツの最下位となっている。

  

コメント

タイトルとURLをコピーしました