【関西各駅探訪第22回】京阪本線牧野駅

牧野

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【医科系大学が集まる枚方市北部の文教地区】

1.牧野駅概要

京阪本線牧野駅は枚方市内にあり、準急以下が停車する。樟葉の1つ大阪寄りにあるため、列車回数は多い。牧野駅は1910年(明治43年)4月15日に京阪本線開通と同時に開業した。1911年(大正元年)2月7日に駅が移設された。1929年(昭和4年)10月13日 に駅改築。1931年(昭和6年)7月21日に京都側の併用軌道が専用軌道に変更された。1943年(昭和18年)10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1949年(昭和24年)12月1日に会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1965年(昭和40年)8月2日に駅改造に伴い構内踏切を廃止。同年9月1日に駅改造工事竣工1969年(昭和44年)11月26日 – 駅・西南側の線路を移設して高架化した。1970年(昭和45年)6月14日に地下駅舎・地下道が竣工した。同年10月21日に旧線の跡地に京阪電気鉄道牧野変電所が完成した。1994年(平成6年)9月1日にエレベーター3基設置された。2012年(平成24年)4月1日に駅前広場整備工事が完成、新設されたロータリー使用開始。併せて駅前広場と地下改札口を結ぶエレベーターが設置された。2017年(平成29年)11月1日に駅前広場に宅配便受け取りロッカーが設置された。2020年(令和2年)3月30日に大阪行きホームの改良工事が完成した。

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2.牧野駅周辺

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枚方市郊外の住宅街にあり、大阪歯科大や関西歯科大など歯科系の大学が多い。淀川にも近く、河川敷を利用した牧野パークゴルフ場などがある。

 3.駅構内

対向ホーム2面2線で、駅舎は地下にある。駅の一部は穂谷川にかかっている。東口にはロータリーが整備され、バスやタクシーが乗り入れている。

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改札は1ヶ所で上下ホームの地下にあり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

4.バス路線

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京阪バスが乗り入れている。38系統枚方市‐摂南大学枚方キャンパス方面行きは毎時2本程度の運行、84系統船橋住宅経由樟葉駅行きは午前中に4本の運行、84系統樋ノ上経由樟葉行きは午後に4本の運行。

5.乗降者数

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2013年度大阪府統計データでは、乗車人員が11,590人/日、うち定期利用は5,455人/日となっている。10年前の2003年度よりも総数、定期利用ともに減少しており、とりわけ定期利用の減少が目立つ。定期外利用は増えているので定期からICカードなどに切り替えた人も多いと思われる。それを差し引いても利用者減は大きく、全体で15%程落ちている。

6.ダイヤ

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データイムは準急と普通が20分毎に運転され、合わせて10分に1本の乗車機会を提供している。朝ラッシュ時淀屋橋方面は通勤準急と普通が停車し、7時台に通勤準急11本、普通3本が停車。8時台には通勤準急1本、準急5本、普通4本が停車。朝ラッシュ時は京橋まで30分以上かかる。夕方ラッシュ時は準急が毎時6本、普通が毎時3本運転され、準急の半数と普通は出町柳まで運転される。夜間は夕方ラッシュ時からの間引きとなり、毎時6本の運転となる。最終電車は上り出町柳方面が淀屋橋発0時04分の準急淀行き、淀以東出町柳方面へは牧野発0時07分の準急出町柳行きが最終。下りは出町柳発23時44分の普通寝屋川市行きが最終、淀屋橋方面へは牧野発23時55分の普通守口市行きに乗り、香里園で急行淀屋橋行きに乗り換えとなる。

  

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