【競輪選手も修行する黄檗宗萬福寺の最寄駅は京阪宇治線との競合駅でもある】
JR奈良線黄檗駅は、京都府宇治市にある。京阪宇治線黄檗駅の近くにあるが、位置が微妙にずれており、連絡駅とはなっていない。京阪黄檗駅までは徒歩5分ほどかかる。宇治線線内の乗降者ランキングでは5位につけており、快速が停まらない駅では稲荷に次いで利用者が多い。黄檗駅は1961年(昭和36年)4月21日に国鉄奈良線の木幡〜宇治間に新設開業した。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となった。1991年(平成3年)3月16日ダイヤ改正で、交換設備の使用を開始した。2003年(平成15年)11月1日からIC乗車券ICOCAの利用が可能になった。2018年(平成30年)3月17日に駅ナンバリングが導入された。
駅構内は2面2線で、単線区間のため行き違いができる駅となっている。
駅舎は地上駅舎で、1番線とは跨線橋で結ばれている。エレベータやエスカレータは設置されておらず、バリアフリーに関してはこれから改善が必要である。
改札は1ヶ所あり、有人改札で、ICカード対応の自動改札機が設置されている。駅舎は地上より一段高いところにあるが、スロープが設けられており、ここと1番線はバリアフリーになっている。
駅前にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。駅前には京都芸術高校があり、さらにその東側には黄檗萬福寺などの寺社がある。
京阪宇治線が西側を並行して走っており、京都方に京阪宇治線の黄檗駅がある。京阪の駅舎はさらに京都方にあるため、JR黄檗駅とは連絡していない。2番線ホームからは京阪電車が走っているのがよく見え、撮影することもできる。
黄檗駅の2014年度の乗車人員は3,773人で、10年前の2004年度と比べて22%強増加している。定期利用者は2,370人で、こちらは10年前よりも35%強増加しており、定期利用も増加率が高い。定期外利用者もわずかに増加しており、全般的に利用者は増加傾向にある。昨今定期比率は各線とも低下基調にあるが、黄檗駅については定期比率が上昇している。
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