【南下するとJR平野駅があるが弥刀方面への延伸計画があった】
大阪メトロ千日前線南巽駅は大阪市生野区にある。千日前線の終点で、国道479号線内環状線の下にある。内環状線を南下するとJR平野駅にぶち当たるが、かつての千日前線の延伸計画はここから東に進路を向けて、近鉄弥刀方面と結ぶというものであった。その計画もなくなり、南巽駅が千日前線の終点のまま推移していくものと思われる。南巽駅は1981年12月2日に新深江から当駅間の延伸に伴い開業した。
地下ホーム1面2線で、ホームの南側は行き止まりになっており、駅手前に上下渡り線があり、電車はホームで折り返す。
昼間時は1番線に留置車が置かれ、電車は2番線から出発する。
ホームから改札階へはエスカレータ、エレベータが設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
駅構内にはトイレが設置され、改札外にはコインロッカーも設置されている。
出口は3ヶ所あり、1号出口と2号出口は北側にあり、3号出口が南側にある。1号出口は内環状線の東側にあり、エレベータを併設している。
2号出口は1号出口の対面の内環状線の西側にある。大阪シティバスの地下鉄南巽停留所が目の前にある。
3号出口は南側にあり、東西を走る幹線道路との交点付近にある。
南巽 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 5,842 | 1,835 | 4,007 | 31.4% |
2002年度 | 5,163 | 2,738 | 2,425 | 53.0% |
対02年度比 | 113.2% | 67.0% | 165.2% |
南巽駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,842人で、うち定期利用者は1,835人となっている。定期比率は31.4%で、定期利用者が3割ちょっととなっており、大半が定期外利用者となっている。千日前線各駅の乗車人員と比較すると小路、玉川に次いで利用者数が少ない。2002年度と比較すると全体で13.2%増、定期利用者は33.0%減、定期外利用者は65.2%増となっている。