【関西各駅探訪第358回】~JR阪和線和泉府中駅~

【阪和線中間駅第3位の乗降を誇る和泉市の中心駅】

和泉府中

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JR阪和線和泉府中駅は大阪府和泉市にある。和泉市の中心駅で、快速はもちろん、朝夜の時間帯には特急の停車もある。1929年7月18日に阪和電気鉄道の終点として開業。1930年6月16日の東和歌山延伸により中間駅となった。1940年12月1日には南海山手線の駅となった。1944年5月1日に国有化され、国鉄阪和線の駅となった。JRになってから2003年3月15日ダイヤ改正で朝夕の関空特急はるかが停車するようになった。2004年10月16日ダイヤ改正からは特急くろしおも停車するようになった。2013年5月25日に橋上駅舎が完成し、今日の形になった。

和泉府中

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駅構内はホーム2面4線で、天王寺方に渡り線があり、折り返し運転できる配線になっている。9両編成の特急が停車するため、本線側のホーム有効長はそれに対応した長さが確保されている。なお、副本線側は快速の最大編成両数8両までの対応となっている。

和泉府中

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改札は1ヶ所で、橋上駅舎内にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

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出口は2ヶ所あり、東口がメインとなっている。

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東口は地上駅舎時代からあり、ロータリーが整備されている。各方面へのバスが発着している。

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西口は橋上駅舎化後に開発された。府中病院などに近く、イオンやイズミヤの店舗が近くにある。

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朝は上り天王寺方面への特急が停車する。関空特急はるか5本、特急くろしおが3本が停車。夕方以降は和歌山方面下りの特急が停車する。関空特急はるかが8本、特急くろしおが夜間に2本停車する。

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関空特急はるか、特急くろしおともに基本は6両編成だが、ラッシュ時には9両編成で運転される列車もあるため、ホームは9両分停車のため本線側のみ延伸されている。

和泉府中駅の2016年度1日あたりの乗車人員は17,580人で、宇井定期利用者は13,006人となっている。定期比率は実に74.0%となっており、昨今の傾向からすると定期利用者がかなり多い。10年前の2006年度と比較すると全体で16.8%増、定期利用者は19%増、定期外利用者も11%増加している。全体的に増加しており、阪和線内全体で、天王寺、三国ヶ丘、和歌山、鳳に次いで5位の利用者数を誇っている。天王寺駅と和歌山駅の両ターミナルを除けば3位の数字となっている。

  

鉄道コム

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