能勢電鉄日生線ガイド【2駅間のミニ路線でもあの日生エクスプレスも走る】

日生エクスプレス

1.概要

会社名 能勢電鉄
路線名 日生線
区間 山下~日生中央
営業キロ 2.6km
駅数 1駅
平均駅間距離 2.6km
所要時分 3分
表定速度 52km/h
軌間 1435mm
電気方式 1500V直流電化
線路 複線
保安方式 ATS
最高速度 80km/h
最大編成両数 8両

能勢電鉄日生線は山下と日生中央を結ぶ2.6㎞のミニ路線で、山下で妙見線と接続している。朝夕には阪急宝塚線に直通する特急日生エクスプレスが運転されている。

駅番号 駅名 駅間キロ 所在地
NS10 山下 0km 兵庫県川西市
NS21 日生中央 2.6km 兵庫県川辺郡猪名川町

2.歴史

能勢電鉄日生線は1978年(昭和53年)12月12日に山下~日生中央間が全線開業した。1995年(平成7年)3月26日から架線電圧を600Vから1500Vに昇圧された。1997年(平成9年)11月16日にダイヤ改正が実施され、最高速度を60km/hから80km/hに向上した。梅田~日生中央間に特急「日生エクスプレス」を新設した。朝の梅田行き3本、夕方の日生中央行き3本が運転され、阪急8000系8両編成で運転された。日生中央駅、山下駅は8両編成停車に対応のためホーム有効長が延伸された。平日日中及び土休日にワンマン運転を開始した。2000年(平成12年)6月4日から平日夕方でもワンマン運転を開始した。2003年(平成15年)5月6日から日生エクスプレスを除き終日ワンマン運転を開始した。2013年(平成25年)12月21日から全駅で駅ナンバリングを導入した。2017年(平成29年)3月18日ダイヤ改正で、土曜ダイヤ朝に運転されていた日生急行を廃止した。

3.路線ガイド

山下は3面4線の構造で、日生線の上り2号線と妙見線の下り3号線は同一ホームでの乗換えが可能だが、日生中央、妙見口方面への相互乗換えは階段を昇り降りしての乗換えとなる場合が多い。日生線山下構内の配線は川西能勢口方のみに渡り線があり、同駅折り返しの電車は妙見線の下り本線上で行うしかない。このため、妙見線との連絡を2号線上で行い、客扱いをしてから川西能勢口方の妙見線下り本線で折り返しを行い、再度山下の日生線下り1号線に入線して客扱いを行い、日生中央に向かう。

山下を出ると左に急カーブして妙見線と分かれる。カーブが終わると比較的長いトンネルに入る。このトンネルを抜けると高架線の両側を道路が走るようになり、ニュータウンの風情になる。一庫ダムから流れる川を渡り、再度トンネルを抜けるとホーム2面2線の日生中央となる。日生中央駅は掘割構造になっており、ホームは行き止まり構造にはなっておらず、さらに先に線路が延びており、留置車が置かれている。かつてはここから先木津辺りまでの延伸も考えられていたようだが、今はそのような計画はない。

  

鉄道コム

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