南海9000系【南海本線では初めてステンレス車体となった界磁チョッパ制御車】

9511F特急和歌山市

9511F

会社名 南海電気鉄道
形式 9000系
使用線区 南海本線・空港線・和歌山港線
製造メーカー 東急車輌
制御方式 バーニア抵抗制御+界磁チョッパ制御
主電動機 直流複巻式電動機 160kW
ブレーキ 回生制動併用電気指令式ブレーキ
台車 FS-392B・FS-092
最高速度 110km/h
加速度 2.5km/h/s
減速度(通常) 3.7km/h/s
減速度(非常) 4km/h/s
製造初年 1985年
電気方式 直流1500V
軌間 1067mm
保安装置 ATS
座席定員 モハ9001 62(142)
クハ9501 54(133)
扉枚数・座席形状 4扉ロングシート
車体 21m級ステンレス製
所属 住之江検車区
編成 4両・6両
既存両数 32両(2019年6月現在)

南海9000系は1985年に登場した南海本線用のステンレス製通勤型車両。これまで南海では本線系統には鋼製、高野線にはステンレス製の車両を投入していたが、本系列で初めて本線にもステンレス製車両が投入された。高野線の8200系をベースに造られ、南海標準の21m級4扉ロングシート車となった。高野線車両は当時、ステンレス無塗装だったが、9000系には腰回りにグリーンのラインが入れられた。このグリーンのラインは、後にCI戦略により、ブルーとイエローの南海新標準色のラインに変わっている。主電動機は160KWの直流複巻式を採用。制御方式は界磁チョッパ制御となり、回生ブレーキ併用の電気指令式ブレーキが採用された。従来車である7000系、7100系の電磁直通ブレーキと互換性がないため、他形式との併結運転はできない。

 

4両編成5本、6両編成2本の計32両が製造された。回生ブレーキを採用した省エネ車両だが、後に登場したVVVFインバータ制御と比べ、コスト面で不利なことも多く、大量増備には至っていない。4両編成は2本つなげた8両編成で、ラッシュ時の急行、空港急行を中心に運用され、6両編成は急行から普通まで幅広く運用されている。

南海9000系編成表
←なんば 和歌山市→
9501Tc 9001Mp 9001M 9001Mp 9001M 9501Tc
9511 9011 9012 9013 9014 9512
9513 9015 9016 9017 9018 9514
9501Tc 9001Mp 9001M 9501Tc    
9501 9001 9002 9502    
9503 9003 9004 9504    
9505 9005 9006 9506    
9507 9007 9008 9508    
9509 9009 9010 9510    

  

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