近鉄16000系~近鉄吉野特急の主力も置き換えが進む~
会社名 | 近畿日本鉄道 |
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形式 | 16000系 |
使用線区 | 近鉄南大阪線・近鉄吉野線 |
製造メーカー | 近畿車輌 |
制御方式 | 抵抗制御 |
主電動機 | 定格135kW |
ブレーキ | 電磁直通ブレーキ |
台車 | シュリーレン式空気ばね台車 KD-52・KD-52A |
最高速度 | 110km/h |
加速度 | 2.3km/h/s |
減速度(通常) | 4km/h/s |
製造初年 | 1965年 |
電気方式 | 直流1500V |
軌間 | 1067mm |
保安装置 | ATS |
座席定員 | 先頭車64人 中間車76人・72人 |
扉枚数・座席形状 | 1扉回転クロスシート |
車体 | 21m級鋼製 |
所属 | 古市検車区 |
編成 | 2両・4両 |
既存両数 | 8両 |
近鉄16000系は狭軌線の南大阪線・吉野線向けとして設計された最初の特急用車両で、1965年3月18日から大阪阿部野橋〜吉野間で営業運転を開始した。電算記号は、2・4両編成ともにYを使用する。
1C4Mの抵抗制御車で、主電動機は定格出力135kWで、車両性能としては通勤型の6000系と同等となっている。台車はシュリーレン式空気ばね台車で、南大阪線電車では初めて抑速発電ブレーキを搭載している。
座席は大阪線の11400系と同等で、シートピッチ935 mmの回転クロスシートとなっている。当初はデッキは設置されてなかった。
1985年から車体更新が行われ、化粧板の交換、一斉自動転換式簡易リクライニングシート化、デッキの新設が行われた。
16007F、16008F、16009Fの3編成は2007年からB更新工事が施工された。車体の内外装材交換と車体連結部の転落防止幌設置が行われた。
2015年からは分煙化のため、喫煙室設置工事が行われた。2016年からは近鉄特急汎用車で実施されている塗装変更が行われた。
1997年には16001F、16002Fが大井川鐵道へ譲渡された。2002年には16003Fが大井川鐵道へ譲渡された。2005年には16004Fが廃車となり、同系列で初の廃車となった。
2002年に第3編成が廃車され、第1・2編成同様大井川鐵道に譲渡された。2005年1月には第4編成が廃車となったが他社への譲渡はされず、廃車後は16000系で初めて解体された。2013年には16005Fと16006Fが廃車となった。
2020年5月現在、2両編成2本、4両編成1本が活躍している。
16000系編成表 | 4両編成 | 4両 | ||
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←大阪阿部野橋 | 橿原神宮前→ | |||
電算記号 | モ16000Mc | サ16150T | モ16050Mp | ク16100Tc |
Y08 | 16008 | 16151 | 16051 | 16108 |
16000系編成表 | 4両編成 | 4両 | ||
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←大阪阿部野橋 | 橿原神宮前→ | |||
電算記号 | モ16000Mc | ク16100Tc | 廃車年月 | 備考 |
Y01 | 16001 | 16101 | 1997年2月 | 大井川鉄道譲渡 |
Y02 | 16002 | 16102 | 1997年2月 | 大井川鉄道譲渡 |
Y03 | 16003 | 16103 | 2002年7月 | 大井川鉄道譲渡 |
Y04 | 16004 | 16104 | 2005年1月 | 廃車 |
Y05 | 16005 | 16105 | 2013年11月 | 廃車 |
Y06 | 16006 | 16106 | 2013年12月 | 廃車 |
Y07 | 16007 | 16107 | ||
Y09 | 16009 | 16109 |
- 16007F
- 16009F
- 16005F
- 16006F
16004Fは2005年1月に廃車。16005Fは2013年11月、16006Fは2013年12月に廃車になった。
16001Fと16002Fは1997年2月に廃車になり、大井川鉄道に譲渡された。16003Fは2002年7月に廃車になり、大井川鉄道に譲渡された。