【JR桜井線ガイド】~万葉の里を走る~
会社名 | 西日本旅客鉄道 |
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路線名 | 桜井線 |
愛称名 | 万葉まほろば線 |
区間 | 奈良~高田 |
営業キロ | 29.4km |
駅数 | 14駅 |
平均駅間距離 | 2.27km |
所要時分 | 47分 |
表定速度 | 37.6km/h |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 単線 |
保安方式 | ATS-SW |
最高速度 | 85km/h |
最大編成両数 | 6両 |
JR桜井線は奈良と高田を結ぶ29.4kmの単線1500V直流電化路線である。電化は国鉄時代の昭和55年3月に行われている。奈良ではJR大和路線、高田ではJR和歌山線と接続しており、桜井で近鉄大阪線、天理で近鉄天理線と連絡している。運転は奈良-高田間の線内運転が主体で、高田から和歌山線に直通して和歌山まで運転される系統が多い。ラッシュ時には高田から和歌山線王寺を経由して大和路線に乗り入れる直通の区間快速が運転される。
駅名 | ふりがな | 駅間距離 | 営業距離 | 所在地 | 開業年月日 | 区間快速 | 普 通 |
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奈良 | なら | 0km | 0km | 奈良市 | 1890年12月27日 | ◎ | ◎ |
京終 | きょうばて | 1.9km | 1.9km | 奈良市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
帯解 | おびとけ | 2.9km | 4.8km | 奈良市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
櫟本 | いちのもと | 2.5km | 7.3km | 天理市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
天理 | てんり | 2.3km | 9.6km | 天理市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
長柄 | ながら | 3km | 12.6km | 天理市 | 1914年8月20日 | ○ | ○ |
柳本 | やなぎもと | 1.7km | 14.3km | 天理市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
巻向 | まきむく | 1.6km | 15.9km | 桜井市 | 1955年8月1日 | ○ | ○ |
三輪 | みわ | 2.1km | 18km | 桜井市 | 1898年5月11日 | ○ | ○ |
桜井 | さくらい | 1.7km | 19.7km | 桜井市 | 1893年5月23日 | ○ | ◎ |
香久山 | かぐやま | 2km | 21.7km | 橿原市 | 1913年4月21日 | ○ | ○ |
畝傍 | うねび | 3km | 24.7km | 橿原市 | 1893年5月23日 | ○ | ○ |
金橋 | かなはし | 2.6km | 27.3km | 橿原市 | 1913年4月21日 | ○ | ○ |
高田 | たかだ | 2.1km | 29.4km | 大和高田市 | 1891年3月1日 | ○ | ◎ |
- 奈良
- 奈良
- 奈良
- 奈良
- 奈良~京終間
- 奈良~京終間
奈良駅は2010年に高架化が完成した。桜井線は1番線から発着している。高架前は行き止まり式ホームだったが、現在は木津側で大和路線とつながっている。隣の2番線は両側をホームで挟まれており、大和路線電車は両側のドアを開けて乗り換えが便利なようにしている。奈良を出ると左にカーブして大和路線と分かれて奈良の市街地の外れを走る。2面3線の構造で島式ホームの外側が使用されていない京終を出ると右にカーブして南下して行く。しばらく国道169号線と並行して走って2面2線の帯解となる。同駅は帯解寺への最寄駅で、駅近くには広大寺池がある。天理市に入ってそのまま真っ直ぐ南下して2面2線の櫟本となる。西名阪自動車道の下をくぐってさらに真っ直ぐ南下して天理の市街地が見えて、右手に天理臨用の留置線が見えて高架で2面4線の天理となる。天理は天理教の本部があり、天理教の行事がある時には全国から天理臨がたくさん運転されている。そのため構内は広く、留置線もたくさん設けられている。駅高架下には近鉄天理線が乗り入れている。
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 京終
- 帯解
- 帯解
- 帯解
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 櫟本
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 天理
- 長柄
- 長柄
- 長柄
- 長柄
- 長柄
- 長柄
- 長柄
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 柳本
- 巻向
- 巻向
- 巻向
- 巻向
- 巻向
- 巻向
国道25号線と交差して天理の市街地を抜けて高架線から下りて、田畑が目立つ風景の中を進み1面1線の長柄となる。次の柳本は2面2線で駅周辺には古墳がたくさんある。桜井市に入りすぐに1面1線の巻向となる。国道169号線と交差して桜井線はそのまま真っ直ぐ南下して2面2線の三輪となる。三輪は三輪素麺の故郷で、駅近くには神社があり、正月や祭りがある時には賑わう。大和川を渡って近鉄大阪線の高架を見ながら右にカーブして、それと交差して桜井となる。桜井は2面3線で高架の近鉄大阪線と並行して地上にホームがある。ここから進路を西にとって走る。
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 三輪
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 桜井
- 香久山
- 香久山
- 香久山
- 香久山
- 香久山
- 香久山
- 畝傍
- 畝傍
- 畝傍
- 畝傍
- 畝傍
- 金橋
- 金橋
- 金橋
- 金橋
- 金橋
- 金橋
桜井を出るとしばらく近鉄と並行して走り、近鉄大福駅付近で少しずつ離れていき、桜井市から橿原市に入ってすぐに1面1線の香具山がある。万葉集で歌われた天香具山はあまりにも有名である。その天香具山は駅南側に見える。国道165号線と交差して、さらに同道路ともう一度交差して2面2線の畝傍となる。同駅は橿原市役所の南側にあり、市役所の北側には近鉄八木駅、さらに西側には八木西口駅がある。桜井以西では近鉄が宅地開発を積極的に行ったおかげかJR桜井線周辺も住宅が建て込んでいるが、如何せん便利な近鉄大阪線が近くに走っており、JR桜井線の利用は伸び悩んでいる。
畝傍を出ると近鉄橿原線を跨いで真っ直ぐ西に向かって走り、市街地を抜け出して1面1線の金橋となる。大和高田市に入り、左手からJR和歌山線が近づいてきて立派な橋上駅舎が見えると終点の高田である。高田は2面3線でJR和歌山線と接続しており、王寺方面へは桜井線からの直通電車も走り、ラッシュ時には王寺から大和路線に入る快速も運転されている。駅の北側には近鉄大阪線の大和高田駅があり、南へ約1キロほどのところには近鉄南大阪線の高田市駅がある。
- 高田
- 高田
- 高田
- 高田
- 高田
- 高田