阪急神戸線の夕方ラッシュ時ダイヤは、2001年3月のダイヤ修正前は、12分サイクルに特急、急行、普通、西宮北口止まりの普通が各1本運転され、ピーク時には今津線経由の宝塚行準急が24分毎に運転されていた。ダイヤ修正により、12分サイクルから10分サイクルに改められ、24分毎に3本運転されていた今津線直通準急は廃止となった。ダイヤ修正以後のダイヤは、上記表のとおりで、10分サイクルに特急、通勤急行、普通が運転されるようになっている。
特急はデータイム同様、梅田〜新開地間に10分毎の運転。2001年3月ダイヤ修正前は高速神戸行などもあったが、修正後は全て新開地行になり、わかりやすいダイヤになっている。梅田〜神戸三宮間の所要時間は29分。データイムの27分より2分遅い。2006年10月26日ダイヤ改正でスピードアップした結果の話なので現状のベストタイムと言える。特急は西宮北口で通勤急行と緩急接続する。普通はほとんど西宮北口止まりなので、途中追い抜きはなく、全て西宮北口まで先着するようにしている。特急は全て8両編成で運転。朝ラッシュ時のような10両運転はない。
通勤急行は、梅田〜神戸三宮間に10分毎の運転。朝ラッシュ時同様武庫之荘にも停車する。梅田発は特急発車の6分後で、西宮北口で特急と緩急接続を行い、西宮北口から神戸三宮までは次の特急よりも先着する。通勤急行は普通発車の5分後に発車し、西宮北口まで普通を先行させる。西宮北口まで普通を先行させることにより、塚口、武庫之荘の利用者が通勤急行に集中しないようにうまくできているダイヤである。もっとも西宮北口以西への利用者のためには、西宮北口での特急待避はしない方がよいのではなかろうか。西宮北口以西は、ダイヤ修正前は、12分サイクルに各駅に停車する急行と普通がそれぞれ1本運転されており、およそ6分毎に電車が運転されていたが、修正後は各駅に停車する通勤急行が10分毎に 運転されるのみとなっている。このあたり一見便利になったように見えて、実は本数を減らしているというあたりが、ダイヤ改正ではなく、ダイヤ修正としていた点なのかもしれない。
普通は17時台の一部を除いて全て西宮北口止まりとなっている。データイム同様梅田を特急出発の1分後に出るので、西宮北口まで全て先着するようになっている。このため、夕方ラッシュ時はどの電車に乗っても、西宮北口までは先着するダイヤになっている。