会社名 | 阪急電鉄 |
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形式 | 5000系 |
使用線区 | 神戸本線・今津線 |
制御方式 | 抵抗制御 |
主電動機 | 直流直巻電動機 定格170kW |
ブレーキ | 電磁直通ブレーキ・発電ブレーキ |
台車 | S型ミンデンFS369・FS69 |
最高速度 | 110km/h |
加速度 | 2.8km/h/s |
減速度(通常) | 4.5km/h/s |
減速度(非常) | 5km/h/s |
製造初年 | 1968年 |
電気方式 | 直流1500V |
軌間 | 1435mm |
保安装置 | ATS |
座席定員 | 48人(定員140) 先頭車 |
52人(定員150) 中間車 | |
扉枚数/座席形状 | 18m級3扉ロングシート |
所属 | 西宮車庫 |
編成 | 6両 |
既存両数 | 36両 |
製造メーカー | アルナ工機 |
阪急5000系は1968年に誕生した神戸本線用の通勤型車両。神戸高速鉄道直通のため、1500V昇圧に備えて投入された神戸本線初の1500V専用車。抵抗制御車で、主電動機は定格170kWの高出力車でモーター車2両1ユニットで構成された。当初は3両編成2本つなげた6両編成で運用され、後に8両編成化された。1973年から冷房化改造、1984年から種別方向幕の設置が行われ、2000年からは全面的なリニューアル改造が行われた。フロントマスクは従来の5000系の様相を残さない程、大きく変更された。車体上部にアイボリーのラインが入り、冷房室外機の交換、シングルアームパンタの採用など、魔改造と呼ばれる程の改造が行われた。
- 5000系車内
- 5000系車内
- 5000系車内
- 5000系車内
車内も同様に改造され、車内も新車同然の改造が行われ、扉窓の拡張、車内情報装置の設置、座席の改良、パワーウインドウの設置、日除けのロールカーテン化など、魔改造と呼ばれるに相応しい改造内容だった。これらの改造は後に登場する9000系などにも反映されており、21世紀の阪急電車のスタイルを確立した改造であった。なお、外観、内装は大幅に変わったが、足回りの変更はなく、回生制動なしの抵抗制御のままとなっている。2014年6月現在、8両編成8本が存在する。普通を中心に、特急、通勤特急、快速急行、急行、通勤急行、準急にも幅広く運用されるが、115km/h運転非対応のため、データイムの特急には運用されない。
阪急5000系 | 6編成 | 36両 | |||||
←西宮北口 | 宝塚→ | ||||||
5000Mc | 5500Mp | 5550T | 5520M | 5500Mp | 5050Tc | ||
140(48) | 150(52) | 150(48) | 150(48) | 150(52) | 140(48) | 今津線転属 | 廃車 |
5001 | 5501 | 5551 | 5523 | 5503 | 5053 | 2018年7月 | |
5004 | 5504 | 5554 | 5525 | 5505 | 5055 | 2016年6月 | |
5006 | 5506 | 5556 | 5527 | 5507 | 5057 | 2017年4月 | |
5012 | 5512 | 5562 | 5533 | 5513 | 5063 | 2017年10月 | 2023年6月 |
5000Mc | 5500Mp | 5570T | 5520M | 5540Mp | 5050Tc | ||
140(48) | 150(52) | 150(52) | 150(52) | 150(52) | 140(48) | 今津線転属 | 廃車 |
5002 | 5502 | 5572 | 5521 | 5541 | 5052 | 2017年7月 | |
5000Mc | 5500Mp | 5550T | 5520M | 5500Mp | 5050Tc | ||
140(48) | 150(52) | 150(48) | 150(48) | 150(52) | 140(48) | 今津線転属 | 廃車 |
5008 | 5508 | 5558 | 5229 | 5509 | 5059 | 2018年4月 | |
5010 | 5510 | 5560 | 5531 | 5511 | 5061 | 2016年5月 |
- 5000F
- 5001F
- 5002F
- 5004F
- 5006F
- 5008F
- 5010F
- 5012F
- 5001F
- 5002F
- 5004F
- 5006F
- 5008F
- 5010F
- 5012F
1000系増備により、3000系淘汰後は、5000系の今津線転属が進められた。2016年に5004F、5010Fが6両編成化の上、今津北線に転属した。2017年には5002F、5006F、5012F、2018年には5001F、5008Fが転属し、2019年3月現在、6両編成7本が今津北線で活躍している。2019年3月現在、神戸本線で活躍する8両編成の5000系は5000F1本のみとなっていたが、5000Fも2020年2月に運用を離脱して廃車になった。