阪急3300系【大阪市交堺筋線と直通運転のために製造された】

3326F

3326F

会社名 阪急電鉄
形式 3300系
使用線区 京都本線・千里線・大阪市交堺筋線
制御方式 抵抗制御
主電動機 直流直巻電動機
定格130kW
ブレーキ 電磁直通ブレーキ・発電ブレーキ
台車 S形ミンデン台車FS369・FS069
最高速度 110km/h
加速度 3.3km/h/s
減速度(通常) 4.5km/h/s
減速度(非常) 5km/h/s
製造初年 1967年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS,WS-ATC
座席定員 48人(定員140) 先頭車
50人(定員150) 中間車
扉枚数/座席形状 18m級3扉ロングシート
所属 正雀車庫
編成 8両・7両
既存両数 82両
製造メーカー アルナ工機

阪急3300系は京都本線で活躍する通勤型車両で、大阪市交堺筋線と直通運転を目的に1967年から製造された。車両寸法は民営鉄道標準車体で造られ、その他は同時期に製造された神宝線の5000系の仕様を踏襲した。

主電動機130KWの抵抗制御車で、発電ブレーキ付き電磁直通ブレーキを採用した。後に非常用ブレーキのみ電気指令式に改造されている。5000系と同じく空気バネのS型ミンデンドイツ式台車を履き、乗り心地を向上させた。非冷房車として製造され、後に冷房化改造が行われた。

製造当初は7両編成で急行などに運用されたが、1969年12月6日から堺筋線直通運転が始まったため、5両編成に組み替えられた1970年の万国博覧会開催時にはEXPO準急に使用された。1979年には堺筋線の6両編成化が行われた。それに際して3300系の中間車が増備された。この中間増備車はこの時期製造されていた5300系に準じた車体となった。

 

阪急3300系編成表 8両編成 40両    
←大阪梅田 京都河原町→
3300 3800 3300 3820 3350 3300 3800 3350
Mcp M Mp M T Mp M Tc
140(48) 150(52) 150(48) 150(52) 140(48) 150(48) 150(52) 140(48)
3305 3805 3341 3817 3355 3306 3806 3391
3300 3400 3300 3430 3300 3800 3950 3350
Mcp Mc Mcp M Mp M T Tc
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)
3323 3427 3313 3413 3337 3813 3953 3363
3328 3425 3312 3412 3336 3812 3952 3362
3300 3400 3300 3430 3300 3800 3850 3350
Mcp M Mp M Mp M T Tc
140(48) 150(48) 150(48) 150(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)
3329 3405 3343 3424 3342 3818 3861 3353
3300 3400 3300 3430 3300 3800 3950 3350
Mcp Mc Mcp M Mp M T Tc
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)
3331 3407 3308 3408 3332 3808 3955 3358
阪急3300系編成表 7両編成 56両    
3300 3400 3950 3300 3800 3850 3350  
Mcp Mc T Mp M T Tc  
140(48) 150(48) 140(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)  
3309 3409 3956 3333 3809 3859 3359  
3300 3400 3850 3300 3800 3850 3350  
Mcp Mc T Mp M T Tc  
140(48) 140(48) 150(52) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)  
3311 3411 3895 3335 3811 3851 3361  
3300 3400 3350 3300 3800 3950 3350  
Mcp Mc T Mp M T Tc  
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48) 廃車
3314 3414 3891 3338 3814 3954 3364 2020年1月
3300 3400 3350 3300 3400 3950 3350  
Mcp Mc T Mp M T Tc  
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)  
3318 3418 3356 3321 3421 3857 3392  
3300 3400 3350 3300 3800 3950 3350  
Mcp M T Mp M T Tc  
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)  
3324 3404 3357 3304 3804 3951 3354  
3300Mcp 3400Mc 3350T 3300Mp 3800M 3950T 3350Tc  
Mcp Mc T Mp M T Tc  
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(52) 150(52) 140(48)  
3325 3401 3367 3303 3803 3853 3368  
3300 3400 3300 3430 3300 3800 3350  
Mcp Mc Mcp M Mp M Tc  
140(48) 140(48) 140(48) 150(48) 150(48) 150(52) 140(48) 廃車 
3327 3403 3310 3410 3334 3810 3360 2019年11月
3330 3406 3316 3416 3340 3816 3366  

1981年からは冷房化改造が行われた。フロントマスクも改造され、標識灯を下部に持って行き、上部には種別幕、行き先幕を個別に設置するスタイルになった。冷房改造が他車に比べて遅くなった分、当時最新の7300系などに合わせた仕様になり、種別幕、行き先幕の設置も既存の他車より早く行われた。1989年からは堺筋線の8両編成化が行われ、3300系も一部編成を8両編成化した。これに伴い8両編成は8300系、7300系、5300系、3300系で共通運用となり、3300系以外の車両が堺筋線普通でも使用されるようになった。長らく5300系の独壇場だった堺筋急行の運用にも3300系や他の車両も入るようになった。

【リニューアル工事】

2003年から8両編成5本の40両についてリニューアル工事が施工された。

リニューアル対象編成は以下の5編成
3329F、3305F、3331F、3328F、3323F

乗降用扉のガラスを複層ガラスとして下部に拡張した。扉、妻部の化粧板をこげ茶色のものに交換、日除けをフリーストップ式のロールカーテンに交換。LED車内案内表示を設置。開閉通知チャイムと扉開閉予告灯の設置、クーラーを交換し、キセもステンレス製となった。

2003年以降、9300系の新製などで、8両編成が増えたため、3300系の一部は7両編成に組み替えられた。

2014年10月現在、3300系は8両編成12本、7両編成4本と休車中の中間車が2両存在する。8両編成は2ハンドル5300系などと共通運用され、堺筋線直通運用を中心に、データイムは準急、普通、千里線普通ラッシュ時には快速急行、快速、準急、普通、千里線普通で運用されている。また、堺筋線内運用にも使用されている。7両編成は準急、普通で使用され、堺筋線には乗り入れない。

【廃車】

2014年に長期休車の3894が3300系で最初の廃車となった。2015年には3892が廃車となった。3324Fの7両編成化により、3307と3308が廃車になった。

2016年には1304F導入により、3320F8両編成が廃車となり、編成単位で初の廃車となった。

2017年には1305F導入により3326F8両編成、1306F導入により3315F8両編成が廃車になった。これによりリニューアル工事未施工の8両編成が全て廃車になった。

2019年には1307F導入により、3317、3314が廃車となった。この時、5300系5306・5406・5307・5407・5415・5316も廃車になっている。1308F導入により3327F7両編成と5300系5903が廃車になった。1309F導入により3314F7両編成と5300系5903が廃車になった。

【現行在籍車】

2019年7月現在、8両編成5本40両、7両編成8本56両の計96両が在籍する。

  

鉄道コム

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