阪急1300系【数年に渡る増備により阪急京都線最大勢力となった】

1300F

会社名 阪急電鉄
形式 1300系
使用線区 阪急京都本線・千里線・大阪メトロ堺筋線
制御方式 VVVFインバータ IGBTスナバレス2レベル センサレスベクトル制 2C8M
主電動機 全閉自冷式永久磁石同期電動機PMSM
定格190kW
ブレーキ 回生ブレーキ併用電気式空気ブレーキ、直通予備空気ブレーキ
台車 ボルスタ付式モノリンク式ダイレクトマウント空気ばね台車
FS-579M形(M車)・FS-579T形(T車)
最高速度 130km/h
加速度 2.6km/h/s
減速度(通常・非常) 3.7km/h/s・4.2km/h/s
電気方式/軌間/保安 直流1500V/1435mm/ATS・WS-ATC
座席定員 44人(77人) 先頭車
50人(81人) 中間車
車体/扉座席 アルミダブルスキン/3扉ロングシート
製造初年・メーカ 2013年・日立製作所
編成両数・既存両数 8両編成3M5T
正雀車庫104両(2021年2月現在)

 阪急1300系は2013年に登場した京都線用の車両で、神宝線の1000系とともに新製された。神宝線の1000系をベースにした車両だが、車体寸法と主電動機の仕様が異なる。最新技術の採用により低騒音化・省電力化による環境性能の向上が図られた車両である。

車体はアルミ製で、9300系と同じく日立のA-trainを採用している。外観・内装は1000系と共通仕様だが、車両寸法は異なる。寸法は9300系と同じく全長が18,900mm、車体幅が2,780mm、車体高を4,095mmとなっている。車内案内表示器は、1000系と同様で32インチハーフサイズのフルハイビジョン対応の大型液晶ディスプレイを採用。側扉上に1両あたり3か所を千鳥配置している。

主制御器は、主回路素子にIGBTを用いたスナバレス2レベル方式のセンサレスベクトル制御VVVFインバータ制御装置を採用した。1300系はパワーユニットを1C4M×2群とし、2群8個モータ制御となっている。

主電動機は定格出力190 kW、定格回転数1,955 rpmの全閉内扇式かご形誘導電動機を全国で初めて本格採用した。省保守・低騒音・高効率化を目指し全閉内扇構造を採用し、保守の大幅な軽減を図っている。1000系で採用のPMSMと違い、放熱のためのフィンが多数設けられている。

補助電源装置は高効率3レベルIGBTインバータ装置を採用、容量を160 kVA、出力は交流440 Vとしている。待機二重系として冗長性を確保している。

阪急1300系編成表 正雀車庫 120両    
←大阪梅田 京都河原町→  
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車  
1300 1800 1900 1350 1450 1850 1950 1400  
Tc Mp M T T M Mp Tc 製造年月 製造メーカ
1300 1800 1900 1350 1450 1850 1950 1400 2014年1月 日立
1301 1801 1901 1351 1451 1851 1951 1401 2014年2月 日立
1302 1802 1902 1352 1452 1852 1952 1402 2014年10月 日立
1303 1803 1903 1353 1453 1853 1953 1403 2015年1月 日立
1304 1804 1904 1354 1454 1854 1954 1404 2016年2月 日立
1305 1805 1905 1355 1455 1855 1955 1405 2016年10月 日立
1306 1806 1906 1356 1456 1856 1956 1406 2016年12月 日立
1307 1807 1907 1357 1457 1857 1957 1407 2018年7月 日立
1308 1808 1908 1358 1458 1858 1958 1408 2019年7月 日立
1309 1809 1909 1359 1459 1859 1959 1409 2019年9月 日立
1310 1810 1910 1360 1460 1860 1960 1410 2020年6月 日立
1311 1811 1911 1361 1461 1861 1961 1411 2020年6月 日立
1312 1812 1912 1362 1462 1862 1962 1412 2020年9月 日立
1313 1813 1913 1363 1463 1863 1963 1413 2020年6月 日立
1314 1814 1914 1364 1464 1864 1964 1414 2020年6月 日立

  

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