阪急神戸本線データイムダイヤ【2025年2月22日ダイヤ改正】

1008Fカーボンニュートラルラッピング車

1．概要

阪急神戸本線データイムダイヤは特急、普通がそれぞれ10分毎に運転されている。特急は大阪梅田～新開地間、普通は大阪梅田～神戸三宮間で運転され、西宮北口で緩急接続するダイヤが組まれている。

2．2025年2月22日ダイヤ改正

2025年2月22日ダイヤ改正で、阪急神戸線データイムダイヤでは大きな変化はなかった。

3．特急

1002Fトムとジェリーラッピング車

特急は大阪梅田～新開地間の運転で、2006年10月28日のダイヤ改正で、夙川に追加停車するようになった。これにより特急の停車駅は十三、西宮北口、夙川、岡本、神戸三宮以遠各駅となった。停車駅は増えたが、ATSの改良と神崎川～西宮北口間での最高速度110km/hから115km/hへの引き上げが行われたので、大阪梅田～神戸三宮間の所要時分は改正前の所要時分を維持している。下り特急は大阪梅田～西宮北口間を12分で走り、西宮北口～神戸三宮間を14分で走っている。西宮北口に1分停車して大阪梅田～神戸三宮間を27分で走る勘定となっている。上りは西宮北口での停車時分が0分となり、西宮北口～大阪梅田間は13分の所要時分となっている。

特急は全て8両編成で運転されている。データイムの特急は115km/h運転に対応したワンハンドル車両（1000系、7000系、8000系、9000系）が運用されている。2025年度からは最新鋭の2000系も仲間入りする予定である。

大阪梅田発9時台の前半は通勤特急が3本運転されている。大阪梅田発9時00分、9時10分、9時20分の3本で、9時00分は高速神戸行き、他の2本は新開地行きとなっている。通勤特急は特急の停車駅に加えて塚口に停車する。上り大阪梅田発9時台にも通勤特急は5本運転されている。

4．普通

8001F普通大阪梅田

普通は大阪梅田～神戸三宮間の運転で、大阪梅田を特急の1分後に発車して、西宮北口で特急と緩急接続を行い、神戸三宮まで逃げ切るダイヤになっている。ATSの改良により各駅で秒単位のスピードアップが行われ、普通のスピードアップはもとより、その後を走る特急のスピードアップにも大きく寄与している。

上り普通も神戸三宮を特急の1分後に出て、西宮北口まで逃げ切るダイヤとなっている。普通も特急と同様に全て8両編成で運転されている。

普通は最高速度は110km/hのままのため、車種は問わず、1000系、7000系、8000系、9000系が運用される。2025年度からは最新鋭の2000系も仲間入りする予定である。

5．今後の展望

阪急神戸線に関係する計画としては、武庫之荘～西宮北口間に新駅が建設される予定である。設置計画が遅れており、開業時期は未定だが、この新駅が開業すると普通の所要時間が延びる。現状ではギリギリ西宮北口まで逃げ切っているが、新駅開業後は先着するのは難しくなりそうだ。その時特急をどこかに追加停止させるのか、普通を園田で特急待避させるのか注目される。

神戸方では一時期神戸市営地下鉄との直通が検討されたこともあったが、費用対効果の問題もあり、現実的な計画とは言えない。