【海水浴場利用者のために臨時駅として開設された】
JR山陰本線諸寄駅は、兵庫県美方郡新温泉町にある。兵庫県の西の端に位置しており、隣の居組が山陰本線で兵庫県最西端の駅となっている。高台に駅があり日本海を見下ろす形になっており、ホームからは周辺の集落や日本海を望むことができる。列車は毎時1本程度は運転されており、運転本数は少なくない。かつては山陰本線は鳥取や島根への大動脈として優等列車が多数運転されていたが、鳥取へは智頭急行経由、米子、松江方面へは伯備線経由が主体となり、浜坂以西へは特急はまかぜ1往復が残るのみとなっている。諸寄駅は1931年7月18日に国鉄山陰本線浜坂~居組間に諸寄仮停車場として開業した。当初は海水浴シーズンなどに季節営業される臨時駅だった。1938年6月1日に通年営業の駅に格上げされた。1947年2月11日に貨物取扱を開始。1971年4月1日に貨物取扱を廃止。1983年4月4日に無人化された。
駅構内はホーム1面1線で、かつての長大編成が運転されていた時代の名残でホームは長い。現在は単行や2両編成の気動車が停まるのみとなっている。
改札は無人化されており、自動改札機や自動券売機の設置はなく、集札箱が設置されているだけである。
出口は1ヵ所で、駅の南側にのみ出られる。駅前は広く取られているが、バス路線の乗り入れはない。
駅前には駐輪場が設置されているが、自転車を止めるだけのスペースがあるだけで無料で利用できる。
諸寄 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 49 | 40 | 9 | 81.6% |
2006年度 | 60 | 53 | 7 | 88.3% |
対06年度比 | 81.7% | 75.5% | 128.6% |
諸寄駅の2016年度1日あたりの乗車人員は49人で、うち定期利用者は40人となっている。定期比率は81.6%で、定期利用者が8割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で18.3%減、定期利用者は24.5%減、定期外利用者は28.6%増となっている。