【駅前に足湯もある箕面観光の拠点】
阪急箕面線箕面駅は大阪府箕面市にある。箕面線の終点で、阪急の前身である箕面有馬電気軌道開業時からある阪急最古の駅の一つとなっている。箕面滝や箕面温泉など大阪北部の日帰り観光地として有名で、行楽シーズンには行楽客で賑わう。観光地であるとともに住宅地もあり、箕面市の中心駅として通勤通学の利用も多い。データイムは普通が毎時6本10分毎に運転されており、全て箕面線内運転の石橋行きとなる。平日朝ラッシュ時上り石橋方面7時台は、普通が9本の運転で、うち1本が梅田直通列車となっている。平日夕方ラッシュ時下り19時台は普通が毎時6本10分毎の運転となっている。箕面駅は1910年3月10日に箕面有馬電気軌道の箕面公園駅として開業した。後に箕面駅に改称された。大正期までは終端部がループ線となっており、箕面公園まで来た電車はこのループ線を通って石橋方面へ折り返していた。この当時の箕面公園には動物園があり、宝塚歌劇場の前身と言える箕面公会堂などがあり、一大レジャーランドとなっていた。1916年3月31日に箕面動物園は閉鎖され、動物園や遊園地などは宝塚に移された。1918年2月4日には阪神急行電鉄に社名を変更し、略称として阪急、阪急電鉄が使用されるようになった。
駅構内は頭端式ホーム2面2線で、1号線は両側をホームで挟まれる構造になっている。
ホーム有効長は18m級車両8両分ある。8両編成で運転されるのは平日朝ラッシュ時に運転される普通とその送り込み列車のみとなっている。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
駅には改札外になるが、足湯があり、有料で利用できることができる。
出口も1ヵ所で駅北東側に出られる。駅前は広場になっており、行楽シーズンなどの多客や団体客の待ち合わせや集合場所に活用されている。
駅東側にはロータリーがあり、阪急バスや箕面市のコミュニティバスオレンジゆずるバスの路線バスが発着している。
箕面駅から箕面公園方面へは箕面川沿いに遊歩道になっており散策できる。山の上には大江戸温泉箕面観光ホテルがあり、エレベータで山の上に上がることができる。かつては専用のケーブルが運行されていた。
箕面 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 8,269 | 3,665 | 4,604 | 44.3% |
2007年度 | 9,059 | 5,668 | 3,391 | 62.6% |
対07年度比 | 91.3% | 64.7% | 135.8% |
箕面駅の2017年度1日あたりの乗車人員は8,269人で、うち定期利用者は3,665人で、定期比率はは44.3%で50%を割っている。10年前の2007年度と比較すると全体で8.7%減、定期利用者は35.3%減、定期外利用者は35.8%増となっている。定期利用者が大幅に減少し、定期外利用者は増加している。