関西各駅探訪第45回〜阪神なんば線ドーム前〜

ドーム前

【京セラドームOSAKAでの阪神戦は負けられない】

1.概要

ドーム前

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阪神なんば線ドーム前駅は、2009年3月20日の阪神なんば線開業と同時に開業した新しい駅である。京セラドームOSAKAの最寄駅として設置され、同球場を本拠地とするオリックスバッファローズはもとより、サブメインとして使用する阪神タイガースの試合開催時などに観客輸送を行うのが主な目的である。京セラドームOSAKA付近には、地下鉄ドーム前千代崎やJR大阪環状線大正駅があるが、難波、奈良方面、神戸方面へは阪神電車が便利である。

ドーム前

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2.駅周辺
改札を出て出口に上がると目の前に京セラドームOSAKAがある。地下鉄ドーム前千代崎駅も近くにあり、乗り換えが可能である。また、京セラドームに隣接してイオンショッピングモールもあり、そちらへは地下から専用の入り口も設けられている。JR大阪環状線大正へは地上へ出て川を渡ることになり、乗り換えるには少し遠い。

ドーム前

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3.駅構内
阪神なんば線各駅と同様にホーム1面2線で、10両編成の快速急行運転に対応するため、ホーム有効長は10両対応となっている。構内は吹き抜け風になっており、上階のコンコースからホームを見渡すことができる。駅構内はレンガ造りになっている。これは駅周辺が大阪ガスの発祥の地だからで、ガス工場をイメージした造りにしている。

ドーム前

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プロ野球やイベント開催時に利用者が集中することを想定して、構内は広く造られている。また、臨時の券売機なども多く設置されている。

ドーム前

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改札は1ヶ所のみで、出口は数ヶ所あるため、出口を間違えると京セラドームまでかなり歩くことになる。

ドーム前

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ガス工場をイメージした造りにしているドーム前駅

ドーム前

ドーム前

イオンモールにも直結しているドーム前駅

ドーム前

ドーム前

1号出口は京セラドームの裏側にあたるため、ドームへのアクセスはあまりよくない。

4.バス路線
大阪市営バスが乗り入れている。地下鉄との連絡停留所が設けられており、地下鉄とバスが連絡するようになっている。

ドーム前

ドーム前

ドーム前千代崎のバスターミナルからはIKEAへのバスも発着している。

5.利用状況

ドーム前駅の2015年度1日あたりの乗車人員は、開業時の2009年度と比べて73.8%の伸びを示している。定期利用者の伸びが大きく、対09年度比で246.3%となっている。もっとも定期比率は高くはなく、京セラドームOSAKAへの観客の輸送がメインであることには変わりはない。近年は元々人気が高かった阪神タイガースよりも京セラドームを本拠地に置くオリックスバッファローズの人気が高まっていることも利用者増の要因の一つと言える。

6.ダイヤ

ドーム前

阪神なんば線標準のダイヤで、データイムは快速急行、区間準急、普通がそれぞれ20分毎に運転される。ドーム前は開業時から快速急行も含めて全ての電車が停車する。朝ラッシュ時の大阪難波方面へは7時台に快速急行3本、準急1本、普通5本が運転、8時台には快速急行が5本、普通が4本運転されている。朝ラッシュ時としては本数は少ない方で、阪神なんば線は通勤ラッシュ時間帯よりも終日ベースでの利用が多い路線である。また、大阪難波方面へ通勤客が流れるというわけでもなく、意外に尼崎方面への流れもあるのが特徴である。夕方ラッシュ時の尼崎方面へは、快速急行3本、普通6本の運転となる。最終電車は大阪難波方面がドーム前発0時14分の普通東花園行きで、快速急行の最終はドーム前発22時47分の奈良行きとなる。尼崎方面への最終は、ドーム前発0時23分の普通尼崎行きで、快速急行の最終はドーム前発22時44分の尼崎行きとなる。

ドーム前

ドーム前

ドーム前開業時にはこの人もタイガースの監督をしてました。

  

鉄道コム

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