【大阪の玄関口に留まらず関西ひいては西日本の玄関口になる】
JR東海道新幹線、山陽新幹線新大阪駅は大阪市淀川区にある。大阪側の新幹線のターミナル駅として設置された駅で、当初は大阪の中心部から離れた郊外の駅だったが、万博開催などを経て駅周辺も市街地化して、現在は新御堂筋沿いなどを中心にビジネス街化しており、大阪の中心の一つとして機能している。東海道新幹線、山陽新幹線が乗り入れるほか、在来線ではJR京都線が乗り入れており、数は少なくなっているが、新幹線連絡の特急の発着もある。地下鉄御堂筋線とも連絡しており、難波や天王寺など梅田より南へ向かうには地下鉄を利用した方が便利である。将来的にはリニア中央新幹線や北陸新幹線の乗り入れなども計画されており、この2路線が開通した時には現在よりもさらに重要度が増すものと思われる。
新大阪駅は1964年10月1日東海道新幹線東京から当駅までの開通とともに開業した。1965年4月15日に新幹線ホーム1番線(現在の21番線)の使用を開始した。1966年10月1日に西側に引き上げ線が2線設置された。1972年3月15日に山陽新幹線当駅から岡山までが開通した。1974年12月7日に新幹線ホーム5・6番線(現在の25・26番線)の使用を開始した。1985年3月9日に新幹線ホーム20番線の使用を開始した。1~6番線をそれぞれ21~26番線に変更した。1987年4月1日に国鉄分割民営化に伴い、新幹線改札内はJR東海の管轄となり、在来線改札はJR西日本の管轄となった。1998年3月10日新幹線改札口に自動改札機が設置された。2013年3月16日に27番線の使用が開始された。
東海道新幹線電車は半数が山陽新幹線に直通しており、残り半数が当駅で折り返すイメージになっている。
当駅発着の列車はホーム上で折り返したり、博多方にある折り返し線に引き上げたり、東京方にある鳥飼基地で折り返したりと様々なパターンで列車を捌いている。
20番線は山陽新幹線専用ホームで、博多方面行きの発着に使用されている。九州新幹線に直通するみずほやさくらを中心に山陽新幹線ひかりやこだまも当駅始発電車の大半はここから発着する。
21~27番線は東海道山陽新幹線ホームで、23・24番線は東海道新幹線折り返しに使用されており、21・22・25・26番線は山陽新幹線直通列車などを中心に使用されている。
27番線は2013年3月16日ダイヤ改正で新設されたホームで東海道新幹線当駅始発電車用のホームとなっている。27番線にはホームドアが設置されている。
その他のホームは24・25・26番線にホームドアが設置されている。
2020年10月現在、20番線、21番線、22番線、23番線にはホームドア設置はなく、ホーム柵が設置されている。
改札は3ヶ所あり有人改札になっている。在来線乗り換え改札が東側にあり、在来線ホームコンコースに繋がっている。ICカード対応の自動改札機が設置されており、在来線側にはみどりの窓口や緑の券売機が設置されており、在来線改札内で新幹線切符を購入することができる。
南改札は新幹線専用改札で、乗り換え改札と同様にICカード対応の自動改札機が設置されている。高架のタクシー乗り場などに近いため、新大阪からタクシーを利用するなら便利な改札である。
中央改札も新幹線専用改札で、西側に出ることができる。中央改札は地下鉄御堂筋線乗り換えには便利な改札となっている。
出口は大きく分けて3ヶ所あり、南口が新大阪駅の玄関口的な出口になっており、高架のタクシー乗り場に加えて、地上にはロータリーや駐車場があり、一部バスの乗り入れもある。
西口は新御堂筋に面しており、高速バスなどの乗り場もある。地下鉄乗り換えも西口からとなる。
東口は在来線を越えて連絡通路を歩いてのアクセスとなるため結構離れている。